ちょっと前の国会で、かなり揉めていた加計学園の獣医学部新設の話です。未だに、文部科学省から新しいドキュメントが出てきたとか、前事務次官が記者会見したとか、まだ盛り上がっています。

一応、獣医師がらみの話なので、ずっと注目はしていたのですが、それにしてもこの問題の何がそんなに悪いことなのか、未だによく分かりません。

 

マスコミや野党のみなさんは、安倍首相がさも悪いことをしたように追求しているのですが、行政のトップである総理大臣が部下である文部科学省を指導・指示するなんて、当たり前のことです。

そもそも、首相の言うこと聞かない官僚がおかしいのです。

しかも特区政策って、強烈な縦割り社会である官僚たちを官邸主導で規制解除して、やりたいことを早く実現していくためにある政策です。

今回の件も、50年以上も規制され続けてきた獣医学部新設について、特区政策として官邸主導で行っただけです。その決定が安倍首相の友達に有利に働いたことが問題だと言っているようなのですが、そんなこと世の中にはいっぱいあることです。

獣医学部創設なんて、とてもかわいいことに思えるのですが、そんなに重要なことなのでしょうか??

そもそも、選挙地区の地元からの陳情なんて、野党議員もいっぱい受けているでしょうに。そんな陳情に対して、まったく口利きをしないという清廉潔白な議員なんているのでしょうか?

そんなことをいちいち言い出したら、歴代の首相や政治家たちがどれだけ無駄な高速道路や新幹線を作ってきたことか。。。

 

 

と、話がかなりそれてしまいましたが、問題の発端である「獣医師」について、このブログでも、なんどか記事にしたことがあったので、改めて「獣医師」という職業について再確認してみました。

《参考記事》 間違えないための動物病院の選び方-良い獣医さんを見極めるには

この記事の冒頭でも少し書いていますが、ちょっと前のペットブームの影響で、動物病院はここ10年ほど、毎年200件も増えています。

そんな状況なので、都会ではとても獣医師さんが不足しているようには思えないです。

近所を見回しても動物病院が乱立気味な感じで、都会ではどちらかというと獣医師さんが飽和気味です。

確かに、地方には獣医師さんが少ないのかもしれませんが、獣医学部を増やしたところでそれが解消するのか、かなり疑問です。たとえ、獣医師の資格を持つ人が増えたとしても、辺鄙な地方に行く人が増えるとはとても思えません。

 

それより、むしろ問題なのは獣医さんのお給料が安いことだと思います。

獣医さんのお給料は思っているほど高くありません。平均で600万円程度です。600万といえば、そこら辺のちょっとしたサラリーマンの方がよっぽど貰っている額です。

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こんな程度のお給料では、地方でのキツイ仕事なんてしたくないというのが本音なのではないでしょうか。

前に、動物関連のお仕事について調べたときにも思ったのですが、この業界はお給料が安すぎです。

《参考記事》 動物に関わる仕事につきたい人はたくさんいるが、厳しい現実

獣医師といえば、動物業界ではトップクラスのエリートです。

獣医師になるためには、かなり偏差値の高い大学に入学、さらに6年間も勉強しなければいけません。しかも国家試験にパスする必要があります。人間の医者に比べれば、まだ資格試験が易しいと言ってもかなりの高レベルです。

そのうえ、資格を取ったからと言ってすぐに開業できるわけもなく、一人前になるにはさらに何年も修行しないとダメだそうです。

そんなスーパーエリートのはずの獣医師さんの年収が、たったの600万円とは、夢がありません。

こんな状況では、そのうち優秀な人が獣医師を志望しなくなり、よっぽど動物好きの人しか、なり手がなくなるでしょう。

 

と、こんなことを書いていると、以下のサイトにも獣医師は飽和気味だとはっきりと書かれていました。

《引用》 「獣医師」は不足しているのか?獣医師の年収はどれくらい?

このサイトによると、獣医師さん不足というのは???の話のようで、獣医師さんの未来はそんなに明るくないようです。

  • 獣医師の平均年収は9位、637万円。
  • 犬、猫の飼育数がピークを迎えるのが2020年で、それ以後は減少に転じる。それに伴い、獣医師の需要も20年に1万3200人、30年には1万2400人へと減る見込み。

 

獣医師さんが不足しているというのは、役人が勝手に考えている幻想のようです。

まあ、そうであっても獣医学部の新設というのは、自由にできるべきであり、獣医師会が既得権益を守るために規制するような話ではないはずです。

まとめ

今回の加計学園問題で話題となっている獣医師不足というのは、半分ウソで、足りないのは地方での産業動物臨床獣医師です。

今でも、都会では獣医師さんはいっぱい余ってきています。

それも、今後は日本の人口減少に伴って、ペットの数も益々減っていくので、今更、獣医師さんを増やさなくても全然大丈夫なようです。

もし、本当に地方での産業動物臨床獣医師をもっと増やしたいのであれば、獣医学部なんか作るより、単純に獣医師さんのお給料をもっと上げてあげればすむ話です。

みな、わざわざ地方でキツイ仕事はしたくないのです。しかも給料まで安いとなると、なり手が無いのは当然です。

 

それにしても、加計学園問題にしても、森友学園問題にしても、日本の国会は相当暇なんですね。

日本の景気もかなりデフレ気味で、そんなどうでも良いことに時間をかけている場合ではないと思うんですが。。。

国会議員として、もっとまじめに日本の将来について議論してほしいものです。

 

 



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