先日、「ペットフード/ペットマナー検定」を受験して思ったのですが、犬・猫でも健康の基本はやはり「食べ物」です。

人でもそうですが、栄養不足、食べ過ぎ、痩せ過ぎなど、食べることを正しくできていないと、不健康になり、ちょっとしたことでもすぐに病気になり易くなります。

「もなか」を飼い始めて5年になるのですが、飼い始めた当初、ドッグフードが原因(たぶん)でアトピーになるなど、食べ物の大切さについて色々と考えさせられました。

このブログでは、今までもドッグフード、手作り食、食材など、色々と犬の食に関する記事を書いてきたのですが、そういえば、基本的なことについてはあまり書いていませんでした。

なので、今更なのですが、今回は、食べ物の基本である栄養について書いてみたいと思います。

環境省の「ペットフード・ガイドライン」

ペットフードについては、偉い人たちが色々とまとめてくれています。

ネットで軽く探してみると、環境省様が立派なガイドラインを作って、無料で公開してくれていました。

《環境省ホームページ》 飼い主のための ペットフード・ガイドライン

 

このガイドライン、20ページ以上もあるのですが、図解入りで解説が分かりやすく、初めてペットを飼う人は一度読んでみると、とても参考になるかと思います。

さすがは環境省!!お金をかけています。

 

この前、私が勉強した「ペットフード/ペットマナー検定」の教本でも、このガイドラインを参考文献としてあげており、まったく同じことが書かれていました。

《参考記事》 ペットフード/ペットマナー検定の公式テキスト、買ってみました

これがペットフードの基本ということなのでしょう。

人と犬と猫では必要な栄養素のバランスが違う

このガイドラインの最初に書いてあるのが、このテーマです。

 

まず、栄養素にはどんなものがあったか、何か覚えているでしょうか。

私も学校で習って以来、何度も目にするものですが、イマイチ、ピンと来ていないので簡単にまとめてみました。

5大栄養素とは、たんぱく質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5つのことです。この5つの栄養素を、普段の食事でバランスよく摂取することがとても大切なのです。

たんぱく質

主な働きは、筋肉、骨格、皮膚などの体のすべての部分の材料となったり、それを維持したりすることです。また、酵素やホルモン、抗体などを原料ともなります。

肉類、魚介類、卵、大豆、乳製品に多く含まれています。

ちなみに、漢字では「蛋白質」と書くのですが、「蛋」は中国語で卵を意味し、卵の白身の主成分がタンパク質であることから、この名前が付いたそうです。

脂肪

あぶら身のことで、体の中ではエネルギーを蓄積するときに脂肪として蓄えます。少量でたくさんのエネルギーを作り出すことができる、効率がよい栄養素です。

また、体温を保つ働きをしたり、ビタミンの吸収を助けたりします。

脂肪には色々な種類があり、体の中で合成できるもの、できないものがあります。

合成できないものは、食べ物として摂取する必要があり、それを必須脂肪酸といいます。ちなみに、必須脂肪酸は犬、猫で違います。

炭水化物

主な働きは、脂肪と同じくエネルギーとなることです。脳や神経細胞では、炭水化物から分解されるブドウ糖だけを利用するため、欠乏すると生命活動が低下します。

炭水化物は糖質と食物繊維から構成されています。糖質は、酵素の働きによって糖やでんぷんに分解され、脂肪よりも早くエネルギーとして利用できるという特徴があります。

また、酵素によって分解されない食物繊維は、腸内細菌のエサとなって腸内環境を整えたり、便の量を増やすことで大腸の働きを活発にします。

《参考記事》 甘くておいしい、さつまいもはワンちゃんも大好物

ビタミン

微量な栄養素で、体の色々な代謝を助ける働きをします。多くの種類があるのですが、そのほとんどは体の中で生成することが出来ず、食べ物から摂取する必要があります。

ただ、犬の場合には、ビタミンCを体内で生成することができます。このため、よく、犬はビタミンCを摂取する必要はないと言われておりますが、

犬もビタミンCの生成能力には個体差や、年齢による機能の低下もあります。このため、犬でも大いにビタミンCを摂取した方が、ウィルスや細菌感染の予防となります。

《参考記事》 犬は「かぜ」をひかないって本当?風邪をひかないための予防方法

ミネラル

ミネラルは体の構成の1%ほどしかありませんが、体の様々機能を維持する上でとても重要なものです。

ミネラルにも、鉄、亜鉛、銅、カルシウム、カリウム、マグネシウムなど、色々な種類があり、どれが不足してもダメなのですが、犬の場合では、特にカルシウム、亜鉛が不足がちとなり易いです。

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亜鉛が不足すると、細胞の分裂に影響が出てくるため、被毛の毛づやが悪くなったり、フケが多くなったり、肉球がガサガサになったりします。

《参考記事》 換毛期の犬のおやつには亜鉛たっぷりな、かぼちゃの種がおすすめ

人と犬と猫の栄養バランスの違い

食事では、これらの栄養素をバランスよく摂取することが大切なのですが、そのバランスが人・犬・猫では微妙に違うのです。

環境省のガイドラインを引用すると、

3大栄養素のバランス

人:脂肪14%、たんぱく質18%、炭水化物68%

犬:脂肪15%、たんぱく質25%、炭水化物60%

猫:脂肪20%、たんぱく質35%、炭水化物45%

人と犬は雑食、猫は肉食です。

そのため、人と犬の場合では、似たような栄養バランスとなるそうです。この数値を見ても、人と犬の栄養バランスが良く似ているのがよくわかります。

このぐらいの差であれば、ほとんど気にしなくても良いレベルかと思います。

こんな細かな数値は気にする必要がない

前から気になっていたのですが、この数値はあくまでも理想?です。(どんな基準で算出されたのか、偉い人にしかわからないですが。。。)

人でも、肉ばかり食べている人と、ベジタリアンでは、栄養バランスがかなり違うはずです。

どれだけの人がこの数値を意識して、食事を摂っているのでしょうか?こんな数値を意識しているのは、学校の給食か、病院食ぐらいなのではないでしょうか。

普段の食事で意識するのは、肉、野菜、穀物、脂肪をバランスよく摂ることぐらいで、その細かな分量まで意識することはほとんどないです。

 

よく、犬の手作り食を批判する意見として、人と犬ではこの栄養バランスが違うため、自分で手作り食を作るのは難しいと書かれています。本当でしょうか?

確かに栄養バランスは大切ですが、それほど厳密なものでもないと考えています。

そもそも、完璧な栄養バランスの食事なんて、毎日作れるわけがないです。

実際に、私はこんな数値を意識したことがありませんが、「もなか」に毎日、手作り食を作ってあげています。それでも、病気ひとつせず、ケヅヤもよく、とても健康そうです。

なので、栄養バランスの違いについては、大雑把に以下のように考えています。

お肉の分量が 猫>犬>人

ペットフードだけ食べれていればOK?

環境省のガイドラインにも、総合栄養食として製造されているペットフードは完璧だと書かれています。

犬や猫が必要としている栄養素をすべて含んだフードで、新鮮な水と一緒に与えるだけで健康を維持することができるように、栄養バランスが調整されています。

ですが、ペットフードにもピンからキリまで、値段も色々な物があります。

そのすべてが完璧かというと、かなり疑わしいです。今の法律では、ペットフードの安全性について、確認するすべもありません。

《参考記事》 気になるドッグフードの安全性、ペットフード安全法はザル法?

確かに、生きていくためだけなら、ペットフードだけ食べれていれば十分なのかもしれませんが、そんな食事で健康になるかといえば、。。。。

特に、異様に安いペットフードには注意が必要です。

原材料の品質が低い為、後から色々な添加物を加えて調整しているものがほとんどです。

《参考記事》 安いドッグフードにはご用心-適正価格はいくら

 

ペットフードはインスタント食品です。昔からインスタント食品ばかり食べていると、よく怒られたものです。

手作り食に注意が必要なのと同じく、ペットフードにも注意が必要だと思うのですが、なぜか、ペットフードは完璧だという妄想をみんなが持っています。

《参考記事》 ワンちゃんにはドッグフード、手作り食、どちらがよいか

まとめ

今回は、昔々、学校で習った、食事の栄養について考えてみました。

考えてみれば、ペットでも必要な栄養素にそれほど大きな違いはなく、人と同じように栄養管理ができるものです。

そういう意味で、ペットフードはバランスが取れた食事で、簡単に栄養管理できるので便利な食べ物です。ただ、個人的にはインスタント食品がそれほど完璧だとはどうしても思えません。

人でも、ペットでも、結局は色んな食材をバランスよく食べることが一番の健康の秘訣だと思います。

 

実際、「もなか」が子犬ときには、プレミアムドッグフードを含め、色んなフードを与えてみたことがあります。ただ、その時には、どんなドッグフードを与えても、すぐに食べなくなった記憶しかありません。

当時、手作り食に切り替えたときの食いっぷりをみて、やっぱりドッグフードはおいしくなかったのだと思ったものです。

今では、ドッグフードも喜んで食べるので、単なる偏食だったのかもしれませんが、犬にはドッグフードさえ与えていれば大丈夫という、考え方には反対です。

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