《アニコムの記事》 健康寿命延伸への取り組み
この記事によると、子犬の時期に一番死亡率が高いのが0歳だそうです。1、2歳が0.4%なのにくらべて0歳では0.7%と、1.75倍も高くなっています。
まあ、人間の場合もそうですが、生まれてすぐの時期には、まだまだ体重も少なく、免疫力も弱いので、ちょっとしたことが原因ですぐに症状が重症化することが多くあります。そのため、0歳の死亡率が高いのも直感的に納得できます。
ただ、この記事によると、死亡原因のトップが意外なものでした。
0歳での死亡原因を分類
実際の死亡原因としては、さまざまなものがあると思うのですが、この記事では、アニコムへ最後に請求された治療内容から、原因を分類していました。さすがに契約数が多いアニコムならではの観点です。
0歳で死亡したトイプードル(290契約)の最終請求理由が以下になります。
- 嘔吐/下痢等の消化器症状・胃腸炎(18%)
- 事故・外傷(14%)
- 事故・異物を除く緊急状態(14%)
一番多いのが「嘔吐/下痢等の消化器症状・胃腸炎」なのが少し意外でした。下痢が原因でこんなにも死亡率が高いとは思っていませんでした。
元々体が小さいトイプードルのさらに0歳なので、下痢や嘔吐で体の水分が失われると、重体になることが多いのです。子犬の場合にはちょっとした下痢であっても油断してはいけない、ということだと思います。
子犬の時期、下痢には特に要注意
確かに、「もなか」の場合でも0歳のときには、ドッグフードを食べなかったり、よく下痢になって病院のお世話になったりと、色々とたいへんなことがありました。
もし、愛犬が下痢になってしまったときには、愛犬の様子を注意深く観察することが大切です。
子犬の時期、下痢・嘔吐はよくするもので、元気にしている場合には、比較的問題がないことが多いです。逆に、元気がなく、ぐったりとしているような状況であれば、すぐに病院に駆けつけないと命が危ない場合もあります。
特に、子犬の場合、体が小さいので水分補給はしっかりとする必要があります。下痢だからといって、水分を取らせないのは間違っています。失った水分は必ず補給してあげるようにしましょう。これだけでも、死亡率はかなり改善されると思います。
アニコムの記事の中でも、以下のように警告しています。
気をつけて! 0歳の消化器症状・胃腸炎
原因は様々で、何かを飲み込んでしまっていた、ごはんを食べて おらず低血糖だった、重い感染症にかかっていた、ということも あります。身体が小さいため、嘔吐や下痢で必要な体液が失われ 致命的になることもあります。
引用:アニコムの記事から
犬の0歳というと、初めて犬を飼った人も多いかと思いますが、愛犬のためにも、最初はがんばって勉強してあげてください。
以下の記事も参考になるかと思います。
《参考記事》 犬が下痢になったときの対処法を徹底解説-ご飯の与え方は?
《参考記事》 犬が吐いたときの対処法-嘔吐したものからその原因を探る
まとめ
今回の記事は、子犬の時期の下痢・嘔吐は要注意というテーマでした。
そもそも、免疫力を高めて感染症にかかり難くしたり、下痢などの胃腸炎にならないことが一番です。そのために一番効果的なのは、愛犬の腸内環境を整えてあげることだと思います。
少し前に流行った言葉でいうと、腸内フローラ(腸内細菌叢)を如何によい状態に保つかです。
腸内の善玉菌を増やすため、善玉菌のエサとなる食べ物を食べることで、胃腸も丈夫になり、下痢にもなり難くなります。
「もなか」の場合も、ヨーグルト、納豆を始め、えごま油など、色々と腸内環境に良いというものを試してきました。その甲斐あってか、今では健康で、とっても食いしん坊な子になりました。
食欲が旺盛というのは健康にとって、とても良いことだと思います。(食べ過ぎはいけませんが。。。)
食の細い子は腸内環境も悪化していることが多く、あまり健康的な状態ではない子が多いものです。
犬はドッグフードだけを食べるもの、という固定概念は捨てて、色々と試してあげることも大切だと思います。
このブログでも色々と記事にしていますので、よかったらご参考にしてください。