老犬ワンちゃんを飼っている方で、今現在、ペット保険に入っていないという方もかなり多いのではないでしょうか。日本でのペット保険の加入率は全体の4、5%程度という統計データもあるぐらいです。

実は私もペット保険には加入していません。

「もなか」の場合、0歳のときに1年間はアニコム損保に加入していました。ただ、ちょっとした下痢などで病院にかかっても、補償対象となる医療費はわずかであり、療法食など補償対象にならない費用の方が高くついていました。

そのときは、保険料を払うぐらいなら、その分貯金をしていった方がよいかと考え、1年後の契約更新時に止めてしまいました。

実際、月3,000円の保険料を払うことを考えると、年間36,000円、5年間も払い続ければ18万円にもなります。それだけあれば、ちょっとした手術代ぐらいにはなりそうです。生涯での保険料となると、安い保険でも40万~50万円以上にもなります。

当然、保険なので万が一のときの安心のためと思えば、かけていた方がよいのはわかっています。そのため、みなさんも、愛犬が少し高齢になってからペット保険に入ろうかと、考えている方も多いのではないでしょうか。

実際、一度高額な医療費を支払った経験がある方は、その後、ペット保険に加入する人も多いそうです。

ただ、ほとんどのペット保険では、新規加入にあたって年齢制限があり、10歳を超えるとほとんど加入できるペット保険が無くなってきます。

今回、各社のペット保険について、何歳までなら新規加入できるか、調べてみました。

日本でのペット保険の加入状況は意外と低い

日本ではペット保険に加入している人の割合はまだまだ低く、犬を飼っている人全体の4%程度しかペット保険に入っていないそうです。

この数値はペット先進国の欧州に比べると、かなり低い数値です。ペット保険の発祥地であるイギリスの加入率は20%以上、動物愛護が特に強いスウェーデンに至っては70%とも言われています。

《日経の記事》 膨らむ保険金支払い ペット保険、収益改善が不可欠

また、保険会社の統計データを見ると、ケガや病気でかかる診療費は高齢になるほど、どんどん高くなっていきます。

下記のデータはペット保険最大手のアニコム損保の統計ですが、6歳ぐらいまでは比較的緩やかに増えていきますが、7,8歳あたりから傾斜がきつくなっています。

 

年齢別医療費

《出典:アニコム損保》家庭どうぶつ白書2013年

この右肩上がりの医療費をみて、びっくりする人もいるかと思います。特に10歳以上では、毎年10万円を軽く超える金額がかかっています。

このデータからすると、7歳以降では医療費の平均が6万円を超えてくるので、この年齢ぐらいからペット保険に加入した方がよいかもしれません。

人の場合でも中高年になってくると、あちこち病気にもかかりやすくなることから、なんとなく納得できるデータです。

 

ただし、このデータはペット保険に加入しているワンちゃんの統計なので、犬全体となると実際にかかる診療費はもっと低くなります。

ペット保険に加入している人からすれば、折角保険に加入しているのです。ちょっとしたことでも、病院を受診するケースは増えるはずです。特に70%補償の保険であれば3割の負担で済み、気軽に病院に行けることもメリットの一つなのです。

この結果は、当然といえば、当然です。人でも高齢者の医療費が安すぎることから、病院漬けになってしまう問題と、同じ理屈です。

ペット保険ごとに加入できる年齢と継続年齢を確認

愛犬が元気だと、ついつい、ペット保険はまだいいかと放置してしまいがちです。そうこうするうちに、愛犬が高齢になってくると、新規で加入できるペット保険はどんどん少なくなってきます。

今、ペット保険に加入していない身からすると、いつからペット保険に加入したらよいのか、タイミングを見極めるのがとても難しいです。

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一番理想的なのは、若い時はできるだけペット保険に加入せず、その分の保険料を貯金として積み立てておき、いざというときの資金にできれば心強いです。

そこで、何歳まで新規加入できるのか、ペット保険各社の状況を表にまとめてみました。

この表では、新規で契約できる年齢が高い順に並べてあります。

ペット保険会社新規加入上限年齢継続上限年齢
ベッツベスト16歳まで16歳まで
アイペット12歳まで終身
SBIいきいき11歳まで終身
プリズムコール11歳まで(大型犬のみ9歳まで)終身
au損保10歳まで終身
日本ペットプラス少額短期保険10歳まで20歳まで
イオンのペット保険9歳まで終身
PS保険8歳まで終身
FPC保険8歳まで終身
もっとぎゅっと新ペット保険8歳まで終身
アクサダイレクト8歳まで
<2016年10月以降改定>
終身
アニコム7歳まで終身
ペット&ファミリー7歳まで終身
  • 大手では、アニコムが7歳、PS保険が8歳までと、ペット保険の中では一番先に新規加入できなくなります。
  • ペッツベストは16歳まで加入できます。他のペット保険に入れなくなったときの最後の砦というところでしょうか。ただ、終身保険でないのがとても残念です。もし、ペッツベストにするなら、16歳でペット保険が切れた後にどうするか、最初から考えておかないといけません。

高齢犬の保険料がバカ高い点にもご注意

以前にも書いたのですが、ペット保険には、若い時はとても保険料が安くても、年を取ったときに極端に値上がりするものがあります。

それもペット保険会社の戦略の一つなのですが、注意していないとまんまとハマってしまいます。

そのため、ペット保険は生涯で支払う金額で比較すべきなのです。下記の記事では、50%補償のペット保険で比較していますが、各社の傾向がよく表れていると思います。

《参考記事》 ペット保険は生涯で支払うトータル保険料で比較すべき

特に高齢になってからペット保険に加入すると、ペット保険によってはいきなり高額の保険料を支払うことになるので、要注意です。

愛犬が高齢になったとき、比較的保険料が安いのは、PS保険、FPC保険、アクサダイレクトあたりです。ただ、これらの保険については、新規加入が8歳までなので、それまでには、保険に加入しておく必要があります。

老犬で新規加入する場合、おすすめなペット保険

新規加入の年齢制限、高齢時の保険料などを比べてみて、10歳以上の高齢犬でペット保険を検討する場合、おすすめなのは、ペッツベストです。

去年まではアクサダイレクトも13歳まで新規加入がOKだったので、オススメだったのですが、保険契約内容が変更されてしまいました。

アイペットも12歳までと老犬になっても新規加入できるのですが、高齢での保険料がとても高いのと、13歳以上の保険料が一般公開されていない点はかなりのマイナスポイントです。

ペッツベスト

ペッツベストは、免責金額(1つの病気に対して、7,500円もしくは2万円までは自己負担)が設定されているため、ちょっとした病気の保険というよりは、大きな病気に重点を置いたペット保険です。

保険とは、もともと、万が一の時に備えるためのものなので、この商品設計はとても良いと思います。

ただ、ペッツベストではそれ以外にも色々な免責事項が比較的多い点と、やはり16歳までという年齢制限には要注意です。

ちなみに小型犬で17歳というと、人では84歳に相当するので、まだ現役な人も多い年齢です。その点、16歳という上限年齢設定はペット保険として、絶妙な感じですね。やはり17歳以上では、かなり病気がちとなるのでしょう。

詳しくは、以下の記事も参考にしてください。

《参考記事》 ペッツベストのペット保険は補償は厚いが免責事項にはご注意!

まとめ

犬の平均寿命は14,15年と、ここ最近、急激に長くなってきています。中には、20年生きるワンちゃんも珍しくなくなってきました。

それに合わせてか、今ではペット保険も終身のものがほとんどです。つい最近でも、アニコムやFPC保険が終身保険に切り替わりました。

ただ、ここで気を付けないといけないのは、保険料の安いペット保険では、前年の保険金の支払い状況によっては、契約を継続してくれないペット保険もあります。

折角、終身だからと加入していても、保険契約を継続できなければ、まったく意味がありません。

10歳を過ぎてから突然、継続を断れたりすると、次の保険をどうしたらよいのかと、とても困ってしまいます。

おそらく、契約を切られるということは慢性的な病気を患っていたり、大きな病気で治療費がかかった場合だと思います。そのような状況では、次の保険に加入しようとしてもその病気が免責事項として、補償対象外とされてしまいます。

高齢犬になってから、このような状態とならないためにも、ペット保険の選択には最初から慎重になるべきです。ペット保険は、保険料の安さだけで決めるではなく、口コミなどの評判、その会社の財務状況をしっかりみて決めることも大切です。

 

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