医者

どのペット保険でも重要事項説明書や約款の中で、免責事項(保険の補償対象外)について詳しく書いてあります。

免責事項は、ペット保険ごとに様々であり、保険の基本的な補償内容に関するもの、細かく特定の病名を指定しているものなど、色々と列記されています。

今回の記事では、この免責事項の中で犬がよく病院のお世話になる以下の3つの項目について、ペット保険各社の取扱いの違いについてピックアップします。

  • 異物誤飲
  • 歯周病などの歯科医療
  • 膝蓋骨脱臼

以下、各項目ごとに詳細を説明していきます。

誤飲を補償してくれるペット保険

大抵のペット保険では免責事項として、「飼い主の重大な過失による疾病やケガは補償の対象外」であると、明記されています。

これは、一般的には常識的な範囲でエサを十分に与えていなかった、ノーリードで散歩中に交通事故に合った、などが補償対象外になるとの解釈なのですが、「重大な過失」という曖昧な表現であるため、解釈次第ではいくらでも補償対象外にできる可能性を秘めています。

特に問題となるケースは、異物誤飲です。

誤飲に関しては、飼い主が気を付けていれば基本的に防げるものです。このため、飼い主の過失である言われれば、反論のしようがないです。はっきりと誤飲を補償対象としますと、宣言しているペット保険は意外と少ないです。

このため、明確に「異物誤飲を補償します」と謳っていないペット保険では、実際に保険金を請求するまで支払われるのか、わかりません。

特に保険料が安いペット保険では、できるだけ支払いを抑えるために異物誤飲を補償していないケースもあり、注意が必要です。また、この前までは支払われていたペット保険であっても、会社の経営状況によっては免責事項を楯に支払われなくなる可能性もあります。

異物誤飲について、ペット保険各社の対応状況をまとめてみました。

ペット保険会社(保険名) 誤飲 備考
アニコム (どうぶつ健保ふぁみりぃ) 補償を明記
アイペット (うちの子) 補償を明記
ペットメディカルサポート (PS保険) 支払い事例を記載
ペッツベスト (PET保険) 免責として少額の補償のみ
FPC (FPCフリーペットほけん) 支払い事例を記載
ペット&ファミリー (げんきナンバーわん) 補償を明記
ペットライフジャパン (ペットライフ健保) × 対象外と明記
アクサダイレクト (いぬのきもち) 支払い事例を記載
AU (あうて ペットの保険) 記載なし
楽天(ペット保険) 記載なし(古いパンフレットには支払事例あり)
ガーデン (いぬとねこの保険) 支払い事例を記載
日本アニマル倶楽部 (プリズム) 支払い事例として記載

「○」に関しては、明確に補償対象であると明記はされていないですが、「誤飲」が支払い事例として紹介されているので、通常であれば問題なく補償されるはずです。

「?」に関してもたぶん大丈夫だとは思いますが、明確な記載を見つけることが出来なかったものです。

「◎」のペット保険を選択すれば、確実に補償されます。

歯科医療を補償してくれるペット保険

どこのペット保険でも歯石取りなど、健康な状態での予防治療については明確に補償の対象外としています。

問題となるのは、歯槽膿漏になった場合など、歯科治療として歯石取りを行う必要がある場合です。治療として歯科医療が必要な場合でも、補償対象外としているペット保険が多くあります。

犬の歯周病治療のために歯石を除去する場合、全身麻酔を伴うことが多く、かなり高額の治療費となることが多いです。このような歯科医療を補償してくれるかどうかはペット保険を選択する際の1つの指標になると思います。

歯科治療を補償対象としているペット保険は意外と少ないので、注意してください。

Sponsored Link
ペット保険会社(保険名) 歯科医療 備考
アニコム (どうぶつ健保ふぁみりぃ) 歯石取りは対象外。ただし、全身麻酔下での歯科処置は対象と明記。
アイペット (うちの子) 歯石取りも歯槽膿漏などの治療に必要となる場合はOK。
ペットメディカルサポート (PS保険) 全身麻酔下での歯科処置は手術扱いと明記。ただし、乳歯遺残、歯石取りは対象外
ペッツベスト (PET保険) × 対象外と明記
FPC (FPCフリーペットほけん) 明確に記載はなし。乳歯遺残、歯石取り、歯切り、不正咬合矯正は対象外
ペット&ファミリー (げんきナンバーわん) 歯石除去は対象外。ただし、口腔内疾患の治療の一環で行う歯石除去は対象
ペットライフジャパン (ペットライフ健保) × 対象外と明記
アクサダイレクト (いぬのきもち) × 対象外と明記
AU (あうて ペットの保険) × 対象外と明記
楽天(ペット保険) × 対象外と明記
ガーデン (いぬとねこの保険) 明確な記載はなし。乳歯及び歯牙に関する処置、歯石取りは対象外
日本アニマル倶楽部 (プリズム) × 対象外と明記

「△」は明確に記載はないのですが、免責事項として記載されていないため、おそらく大丈夫という意味です。

膝蓋骨脱臼を補償してくれるペット保険

小型犬が罹りやすい病気に膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)という、生まれたときから膝蓋骨が収まっている溝が浅かったり、膝関節の骨が異常な形だったりして脱臼しやすい病気があります。

膝蓋骨脱臼の多くは先天的なものが多く、加齢とともに症状が進行していくのですが、まれに骨折などにより後天的にこの病気になる子もいます。

基本的にペット保険では先天的な病気については補償の対象外となりますが、この病気に関してはそれが先天的か、後天的か、見分けることが困難なため、この膝蓋骨脱臼に関してはすべて補償対象外としているペット保険が多くあります。

また、股関節脱臼、股関節形成不全なども同じ系統の病気になります。

ペット保険会社(保険名) 脱臼 備考
アニコム (どうぶつ健保ふぁみりぃ) 補償を明記。契約後の発症したものであれば補償対象
アイペット (うちの子) 補償を明記。契約後の発症したものであれば補償対象
ペットメディカルサポート (PS保険) 補償を明記。契約後の発症したものであれば補償対象
ペッツベスト (PET保険) 契約後の発症したものであれば補償対象
FPC (FPCフリーペットほけん) 契約後の発症したものであれば補償対象
ペット&ファミリー (げんきナンバーわん) × 対象外と明記
ペットライフジャパン (ペットライフ健保) 明確な記載はなし。
アクサダイレクト (いぬのきもち) 当該保険期間内のみ補償。継続契約においては補償対象外
AU (あうて ペットの保険) 補償を明記。契約後の発症したものであれば補償対象
楽天 (ペット保険) 契約後の発症したものであれば補償対象
ガーデン (いぬとねこの保険) × 対象外と明記
日本アニマル倶楽部 (プリズム) × 対象外と明記

まとめ

ペット保険の重要事項説明や約款には、補償対象外の項目について必ず書いているので、契約する前には必ず目を通すようにしてください。

特に愛犬が罹りやすい病気について補償の対象となっているかは、とても重要なことです。

確認が面倒くさい人や良くわからない人はペット保険大手であるアニコム、アイペット、PS保険あたりを選択しておけば間違いはないです。特にアニコムは最大手であり、他のペット保険に比べると補償面での安心感があります。

その分、他のペット保険に比べると少し割高感はありますが、アニコムなら動物病院の窓口で保険金の請求ができる点も大きなメリットです。

 

「おすすめのペット保険」に戻る

ペット保険を選ぶときには気を付けることがいっぱい!!

ペット保険 ペット保険には入りたいが保険料が高くてやめてしまった。いろんな会社があるが、何が違うのかよくわからない。

などなど、ペット保険を選ぶときに悩んでしまった経験がありませんか。

私も「もなか」に良いペット保険をと、色々と調べたことをまとめてみました。興味のある方はよかったら参考にしてください。

ペット保険各社の項目別ランキングとおすすめのペット保険