《参考記事》 ペットフード/ペットマナー検定の公式テキスト、買ってみました
今月は受験期間だったので、さきほど申し込んでみました。
すぐにメールで受験用のID/パスワードが届いたので、さあ、テストをしようとしたら、「不正なログインです」と怒られてしまいました。
よく見てみると、Web検定なのに受験できるのは、申し込んだ日の翌営業日以降らしいです。IDのメール送信まで自動でしておきながら、なぜすぐにテスト開始できないのか意味不明ですが、来週になってからしか受験はできないみたいです。
折角、やる気満々で公式テキストも読み直したのに。。。。。
まあ、検定試験といっても試験中に教科書を見放題な緩いやつなので、細かなことを覚える必要はないだろうと、さらっとしか勉強していないです。ただ、テスト勉強みたいなことは、かなり久しぶりだったので、頭の体操にはなりました。
この公式テキスト、改めて読んでみると、良いこともいっぱい書いてあるのですが、残念な点として、ペットを飼う上での公衆マナーについては、あんまり書かれていません。特に、日本の「殺処分」問題については、触れられてもしません。
「ペットを愛するすべての人へ」というキャッチフレーズなのだから、ペット初心者にこそ、キチンとペットを飼うことの重みについて、書いて欲しかったです。(一応、アニマル・ウェルフェア「動物の福祉」については、さらっとだけ書かれてはいます。)
ペットの殺処分を減らすには
それはそうと、さっきまで、ペットマナー、飼い方について勉強していて、ふと思いつきました。
犬・猫を飼育すること自体、国の資格制度にしてしまえば、昨今、問題となっている殺処分も無くなるんじゃないかと。
なぜなら、犬、猫の殺処分問題の一番の原因は、無責任でバカな飼い主たちです。興味本位でペットショップで買ってみたが、思ったよりペットの世話がたいへんだからと、簡単に捨てるような人たちです。
もし仮にペットの飼育に資格が必要となれば、簡単にはペットを飼えなくなります。それだけで、ペットをペットショップで衝動買いする人はいなくなるはずです。
また、その資格を自動車の免許みたいに定期更新制にすれば、かなりの利権も生まれるので、お役所としても天下り先が増えて喜ぶんじゃないでしょうか。
ただ、ペットショップやペットフード業界としては、飼育頭数が激減するので、猛反発必至です。利権絡みで面白いことになりそうですが、今の殺処分反対の雰囲気から、実現の可能性はあるように思えます。
猫の殺処分は犬とは違った傾向がある
ただし、それでも猫の殺処分数は劇的に減らないような気がしています。
それは、地域によって未だに野良猫の数がかなり多く、犬の場合とは少し事情が違うからです。
平成27年度に保健所が引き取った猫の内、実に64%が所有者不明の子猫らしいです。犬の場合の16%に比べると、いかに子猫の引き取りが多いかが、よくわかります。
《引用元》 犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況
理由としては、猫の飼い主の中には、飼い方やマナーに問題がある人が多いからです。
最近では、近所で飼い犬が勝手に外をウロウロしている姿をみることは、ほとんどなくなりました。ただ、猫の場合、地域によってはそこら中で散歩している姿を未だによく見かけます。古い住宅街に行くと、特に多いです。
テレビでも野良猫だらけの猫島というのはよく聞きますが、犬島というのは聞いたことがありません。
それだけ、猫を飼い放しで飼っている飼い主が多いということです。
また、そんな地域ほど、無責任に野良猫にエサやりをする人もいたりして、知ってか、知らずか、猫の繁殖の手助けをしたりします。
そのうちに、子猫がいっぱい生まれて、ご近所からの苦情で保健所が捕まえにくることになるのです。
そういう意味では、同じ殺処分問題といっても、犬に比べて猫の方がとても根深いと思います。
猫の場合、飼い主のマナー教育がもっと必要なのかもしれません。
- 放し飼いにしない
- 野良猫にエサを与えない
- 必要であれば、避妊手術する
- 飼育放棄しない
先ほどの環境省の統計によると、犬の殺処分についてはこのまま順調に減れば、あと、2,3年でなくなりそうです。ただ、猫の方はまだもう少しかかりそうです。
まとめ
この殺処分問題については、記事を書くたびに思うのですが、行政や政治家の人たちには、一部を除いて、イマイチやる気を感じません。
その分、民間ボランティアが頑張っているのが目立ってしまいます。ただ、民間ではどうしても限界はあるように思います。
元々、行政が悪いわけではないですが、今のような民間ボランティアに頼り切った姿勢は如何なものかと思います。(あまりニュースになっていないだけで、人知れず、職員さんたちは頑張っているだとは思いますが。)
最近では、高齢者が病気になって入院するなどして、ペットを飼えなくなるケースも増えているらしいです。自分も年を取った時のことを考え、自分がペットを飼えなくなった時に、頼める人を確保するのは最低限のマナーではないでしょうか。