「もなか」と散歩に行くと、よくその辺に生えている草を食べることがあります。別におなかも空いていないはずなのに、なぜ草を食べるのか、最初は不思議に思っていました。
また、私には同じ草に見えるのですが、何かお気に入りの草があるらしく、やたらとクンクンとと敵の草を探して食べています。
獣医さんに聞くと、衛生面から道端の草を食べてはいけない、と言われるのですが、「もなか」の場合、かなり好んで食べているので、止めさせるべきか、気になっていました。
犬が草を食べるのは胃腸を整えるため
大昔は犬も野生で小動物を狩りして食べていました。その頃は、小動物の丸ごと食べたりしていたのですが、消化しきれない部分を吐き出すために草を使っていたという説があります。
草を食べることで、胃を刺激して余計なものを吐き出すのです。その習慣が本能として今の犬にも残っており、胃がむかつくときなど草を食べて整腸するのだそうです。
ただ、全部の犬が草を食べるわけではなさそうです。
「もなか」の場合、特別なのか、散歩のときにやたらと草をムシャムシャと食べています。それも、特定の葉っぱを好んで食べているようです。
ネコの場合もそうで、自分で毛づくろいをしたときに食べてしまった毛が消化しきれないため、草を食べて胃を刺激し、不要な毛を吐き出す習性があります。
最近ではペットショップでもネコ、犬が食べるための草が普通に売っているので、結構、草を食べる犬、猫がいるということですね。
「もなか」の場合もたまに、ご飯を食べた後などに「おぇーおぇー」とやっているときがあるので、犬も胃がむかつくときがあるようです。そんなとき、本能的に草を食べることで異物を吐き出そうとしているのだと思います。
ただ、「もなか」の場合は、草を食べて、食べたものを吐き出すことはほとんどなく、単に整腸のためだけに草を食べている感じです。どちらかというと、草を食べることが好きなだけかもしれません。
食べた草はそのまま、ウンチとして排泄されることが多いので、特に草を食べても問題はない、と考えています。
結局、犬が散歩中に雑草を食べてもよいのか
「もなか」の場合、近所の草を毎日食べていますが、それで下痢をしたということも特にありません。
ただし、雑草を食べるのは胃腸を整えるため、ということで、その辺の草をなんでも食べてもよいかというと実はそうではありません。
草の種類によっては、犬にとって(人間にとっても)有害なものもいっぱいあります。特に球根類は食べると中毒になる場合もあり、危険なものが多いです。
観賞用として、庭によく植えてあるチューリップやスイセン、スズランなどの球根なども危険で、誤って犬が食べると中毒症を引き起こします。気を付けてあげましょう。
ただ、実際にはどの草を食べてはいけないのか、草の種類についてキチンと勉強しないと見分けるのは難しいです。私もよく分かっておりません。
自信がない場合は食べさせない方がよいです。
また、夏場などは除草剤をまいている原っぱも多くあります。不自然に枯れている草が多いところでは草を食べささない方がよいでしょう。
「もなか」の場合、除草剤をまいてあるようなところでは、絶体に草を食べることはないです。犬はある程度自分で見分ける力があるのでは、と思いますが、注意は必要です。(犬は賢いので、そんな草は食べないとは思いますが。。。)