《URL》 オリコン日本顧客満足度ランキング ペット保険
なんで、ペット保険でオリコン?という人も多いかもしれません。
オリコンといえば、音楽関係のヒットチャートなどのランキング調査会社で昔から超有名でした。ただ、最近ではCDの売り上げが激減している中、決算発表を見る限り、ここ数年の業績はかなり低調です。
そのため、オリコンでは、ここ最近、転職サイトや住宅サイトなど、あらゆる業種の顧客満足度を調査してランキングを発表するなど、コミュニケーション事業に力を入れています。
今では、ランキングといえばオリコンといわれるぐらいに、あらゆる業態でランキング調査を行っており、その存在感を増してきている感じです。収益面でも、ランキング事業は順調なようで、事業の柱にまでなってきており、全社をけん引するまでに成長しているようです。
ただ、「ペット保険 ランキング」でネット検索すると、6位表示(2016/10/29現在)なので、ペット保険業界では、まだまだ競合他社に負けているようです。(ちなみにこんな弱小ブログサイトでも8位になったことがあるので、頑張れオリコンと言う感じです)
そんなオリコンランキングですが、他のランキングサイト(私のサイトも含め)に比べて、勝手ランキングしているのではなく、しっかりと大規模なアンケート調査を行っているようなので、他サイトに比べて信頼性の面ではかなり◎です。
ペット保険のランキングサイトでは、ペラペラの情報サイトがまだまだ多く、自分勝手なランキング表示をしているものが多くあります。なんで、こんなペット保険が一位なのか?と、疑問なことが多いです。(私も人のことは言えませんが。。。)
オリコンには、もっと頑張ってもらって、そんなサイトたちを蹴散らして欲しいものです。
では、前置きが長くなってしまいましたが、オリコンのペット保険ランキングを見ていきたいと思います。
総合ランキング1位 アニコム
2年連続で、ペット業界の王様、アニコム様が今年も総合ランキングでトップでした。
まあ、リーディングカンパニーとして、当然な感じです。
アニコムは、動物病院の窓口清算を一番初めに始めた保険会社で、その手軽さから圧倒的な支持を受け、なんとペット保険の5割を超えるシェアを誇っています。
また、ペットショップとの提携も多く、新しく犬、猫を飼った時には、最初の1ヶ月、無料でペット保険を付いてくることが多く、そのまま、契約を続けているという人も多いのではないでしょうか。
アニコムに関しては、他のペット保険に比べて保険金請求時の適応範囲が広く、他社では免責事項となるようなケースでもOKな場合が多いです。それは動物病院での窓口清算であることも大きく関わっているとは思います。
ペット保険には免責事項という補償対象外となる項目がたくさんあるのですが、その中にはかなりグレーゾーンなものも多く、同じ疾病でもペット保険会社でその対応が異なることも多いのです。
保険金請求の手軽さ、ペット保険の適応範囲の広さなど、ペット保険会社の中では群を抜いて安心感があるのが、アニコムです。
ただ、保険料が少し割高な点と、補償面では競合他社に比べて少し見劣りする点が、少しマイナスです。
詳しくは、下記の記事も参考にしてください。
《参考記事》 アニコムはペット保険の老舗で安心感が魅力、保険料は少し割高
総合ランキング2位 PS保険
こちらも去年に引き続き、2位をキープしております。ただ、個別の「保険金・給付金」、「小型犬」部門では1位でした。
一昨年のランキングでは総合1位だったのですが、去年、アニコムに抜かれてしまいました。
PS保険についても、おすすめのペット保険のひとつです。
PS保険は、保険料がかなり安いのですが、補償内容はそれなりに充実しており、他社に比べても遜色はありません。ただ、ひとつだけかなり変わった免責事項があり、注意が必要です。
それは、完治しない疾病については、生涯を通じて20回までしか保険を利用することができないのです。そのため、慢性的な疾病になってしまった場合には、その病気に対して保険が効かなくなってしまいます。
《参考記事》 PS保険は保険料の安さと補償バランスで人気-落とし穴に注意?
ただ、この免責事項については、他社の安いペット保険でも注意が必要な点です。
特に安いペット保険の場合、同じ疾病で何度も保険金を請求すると、翌年の保険更新時にその疾病を免責事項に追加されることが多いからです。
この対応は大手でも同じだと思うのですが、ペット保険会社によって免責事項とされる基準が大きく違っています。安いペット保険では比較的すぐに補償対象外とされることが多いので、要注意です。
どうせ、免責事項にされてしまうのであれば、明確に20回までの利用とされているPS保険の方がマシかと考えております。
総合ランキング3位 アクサダイレクト
3位も去年と同じアクサとなります。
保険金の年間での支払回数上限や一日の上限金額がなく、年間でのトータルの上限金額まではいくらでも補償してくれる点は、かなり魅力的です。
ただ、外資系の会社ということもあり、保険金支払いにはかなりシビアな感じです。(会社としては当然なのでが。。)
《参考記事》 アクサダイレクトのペット保険は外資系特有の割り切りも必要
先日も、長年加入していた人が次年度の保険更新時に、突然、特定疾患を補償対象外とされたことで、かなり揉めていたようです。
《参考記事》 ペット保険の闇というブログ記事に、そんなのは当たり前!
確かにどこのペット保険でも、約款や重要事項説明書には、契約更新時にお断りすることがあると注意書きしています。ただ、どのような基準でそれをやるのかはどこも載せていません。
そのため、突然、継続契約を断れたり、免責事項を追加されたりした利用者からは不満が募る構図となります。
そんなことを不安に思いながら保険を利用したくない人には、あまりお勧めできないペット保険です。
総合ランキング4位 ペット&ファミリー
3位までにしようかとおもったのですが、4位も去年と同じペット&ファミリーだったので、紹介しておきます。
意外といったら怒られるかもしれませんが、かなり評判がよいペット保険になります。
アクサと同じく、こちらも支払回数の制限や一日の上限金額がなく、とても使いやすいペット保険です。
また、ペット保険業界ではソコソコの準大手といった感じなのですが、太陽生命や大同生命などで有名なT&Dホールディングスの完全子会社になるので、安心感もそれなりにあります。
ただ、業績の点では、まだまだといった感じの会社です。
《参考記事》 ペット&ファミリーの「げんきナンバーわん」は意外と評判が良い
個人的な意見になってしまいますが、3位のアクサダイレクトよりはこっちの方がおすすめです。
まとめ
結論としては、今年のオリコンペット保険の総合ランキング1位から4位までは、すべて去年と同じ会社でした。
まったく変わり映えしない順位なのですが、この順位についてはなんとなく納得感があり、個人的なランキングともそれほど大きくずれてはいませんでした。
それにしても、ペット保険を選ぶのはとても難しいものです。これだけ調べ上げても未だにどれが良いのか、よくわかりません。
完璧なペット保険というものがあれば、よいのですが、どれも一長一短があると言った感じです。
もう考えるのが面倒!という人には、やはりアニコム様が一番無難であり、窓口清算という大きなアドバンテージがある点でもかなり有利です。
ただ、個人的にはそれでは面白くないので、できるだけ安く、補償も充実しており、評判もよいペット保険を探求し、まだまだペット保険の裏側について調べていきます。