待機期間がないペット保険はあるのか?早めに入ることが大切

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砂時計ペット保険は保険の申し込みが完了してから、実際に医療費の補償が開始されるまでにしばらく時間がかかります。

この期間を待機期間というのですが、万が一この期間中に病気が発症しても、保険金がもらえません。

保険会社によっては、この期間をとても長くとっていることがあり、保険契約時には注意が必要です。

ペット保険によって、補償が開始される日が違う

例えば、アニコムと初めてペット保険契約を結び、契約開始日が1月1日だったとします。アニコムの場合、病気については約30日間の待機期間が設定されていますので、次のようになります。

  • ケガの補償については、契約開始日から補償してくれます。
  • 病気(がんを含む)については、翌月の2月1日から補償が開始されます。

このように、ペット保険を契約したらからと言ってすぐに補償が開始されません。

この待機期間はペット保険会社によって、その扱いが違っており、待機期間がまったくないものから、ケガ、病気(がんを除く)、がん、などの項目ごとに細かく決められているものもあります。

特にがんの場合には、4ヶ月も待機期間が設定されているペット保険もあるので、要注意です。

待機期間に関する要注意点

待機期間に関しては、その長さ以外にも、もう一つ注意点があります。

それは、待機期間が終わってから病院に行けば、OKと勘違いしている人が多いということです。

 例えば、ちょっと前から「少し元気がないな」、「お腹にシコリがあるな」などと、愛犬の不調に気づいていたとして、もうすぐ、待機期間が終了するので、少し待ってから病院に行こう、と思ってしまいがちです。

このとき、病院での検査で、もし大きな病気が見つかったとします。

このケースは補償対象となるのでしょうか?

答えは「No」です。

基本的に、どこのペット保険でも初年度について、待機期間中に発症した病気については、補償対象外としています。

待機期間がないペット保険はあるのか?

アイペット、ペットメディカル(PS保険)、FPC保険などでは、待機期間がありません。

ただし、ペット保険を申し込んですぐに補償が開始されるわけではありません。例えば、PS保険では、申込みをしてから補償が開始されるのが1ヶ月後となっております。

この場合、保険としての補償が開始されていないため、待機期間中の保険料も支払う必要がありません。そういう意味では、他のペット保険よりは良心的な対応と言えますが、けがについてもすぐに補償が開始されない、というデメリットもあります。

このように、どこのペット保険でも病気に関しては、申込みをしてすぐに補償が開始されない仕組みになっています。

これは、愛犬が体調が悪くなったことに気付いで、すぐにペット保険に入るだけで保険が適応されれば、ペット保険会社が大損してしまうからです。

ペット保険会社ごとの待機期間一覧

ペット保険会社待機期間
けが病気がん
アニコム30日間
アイペット1ヶ月後に補償開始1ヶ月後に補償開始1ヶ月後に補償開始
PS保険翌々月1日から補償開始翌々月1日から補償開始翌々月1日から補償開始
ペット&ファミリー15日間30日間90日間
ペッツベスト14日間
FPC保険最短で申込み日の21日後から 補償開始最短で申込み日の21日後から 補償開始最短で申込み日の21日後から 補償開始
アクサダイレクト30日間120日間
プリズムコール45日間
au損保「ペットの保険」30日間
もっとぎゅっと新ペット保険15日間
ガーデン少額短期保険30日間60日間
イオンのペット保険翌々月1日から補償開始翌々月1日から補償開始翌々月1日から補償開始

まとめ

今回は、ペット保険の待機期間について取り上げました。

特にがんについては、長い待機期間を設けているペット保険も多いことから、調子が悪くなってからペット保険に加入しても手遅れとなってしまいます。

保険会社からすると、待機期間を設けるというのは、当然と言えば、当然の対応です。ただ、ペット保険会社によって、待機期間の長さや扱い方がマチマチなことから、少し注意が必要です。

ご自分が加入しようとしているペット保険の待機期間について、一度チェックしてみて下さい。

 

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