「もなか」が散歩でウンチをするときなのですが、必ずクルクルと回りながら位置を微調整しながら確かめるような動作をするのがずっと不思議でした。

先日、犬の帰巣本能について調べていたときに犬にも磁覚(地磁気を感じる感覚)があり、南北の軸に沿って用を足す習性があるとの海外の研究結果がありました。

これを見て、なるほど「もなか」も犬の習性として用を足すときに南北の位置関係を調整していたのかと、妙に納得してしまいました。

おしりを北に向けてます

おしりを北に向けてます

犬の磁覚について

磁覚とは、特定の動物たちが持っている能力であり、自分がいる位置を把握するために地球の地磁気を感知する感覚のことです。一番有名な例で言えば、渡り鳥は渡りの際に磁覚で地磁気を感知して進む方向を決めていると言われています。

最近の研究結果から犬も磁覚を備えているのではないかと言われています。

海外での研究チームの報告なのですが、犬がおしっこやウンチをするときに、南北の軸に沿って用を足す習性があることが確認されています。このことから犬にも磁覚が備わっていると推測されています。この研究では70匹の犬で7000回以上の犬の行動を研究した結果、地球の地磁気活動が穏やかなときにはこの習性が顕著になると報告されています。ただ、日中には20%ほどしか地磁場が安定しているときがなく、再現が困難とも報告しています。
Dogs are sensitive to small variations of the Earth’s magnetic field

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ただ、残念なことに犬がなぜ南北の軸に沿って用を足すのかについては不明らしいです。

犬に帰巣本能はあるのか

帰巣本能というのは、遠く離れた場所からでも自分の住処に帰ろうとする本能のことです。

昔から鳩には帰巣本能が備わっていることが知られており、このを能力を利用して遠くの場所と連絡を取り合う伝書鳩が有名です。伝書鳩は飛行能力にも優れており、遠くは1000KM以上離れた場所からでも自分の巣に戻ることが出来ます。

犬の帰巣本能についても昔から色々な事例が報告されており、遠いところでは数千キロも離れた場所から帰宅したという事例も報告されているほどです。また、動物学者の実験結果では見知らぬ土地で放した犬が遠く離れた家に帰ってくることも確認されており、犬にも帰巣本能があることは確かなようです。

ただ、すべての犬に帰巣本能があるわけではなく、実験では迷子になる犬もいたとのことで、個体による能力差がはっきりとあるようです。また、飼い方や犬種によっても差があるとのことで、柴犬などは比較的帰巣本能が強いと言われています。それでも日本では毎年大量の犬が迷子になっている事実からしても、犬の帰巣本能についてはあまりあてにならないように思えます。

人間に飼われるようになってから長い時間が経つうちに犬本来の帰巣本能という能力は徐々に退化しているのかもしれません。

いずれにしろ、犬の帰巣本能については未だに科学的には解明されておらず、どのような能力を使って遠くの家まで帰ることができるのか、不明なようです。先の磁覚の実験からも犬には磁覚が備わっているようなので、この能力が帰巣本能に大きく影響しているのかもしれません。

帰巣本能の実験

帰巣本能について調べていた時に面白い実験を見つけました。

私は当時見てなかったのですが、テレビ番組の「ザ!鉄腕!DASH!!」の初期の頃、子犬を使って帰巣本能の実験を行っていたみたいです。2KMとご近所からのスタートなのですが、ほとんど家を出たことがない子犬が無事に自分の家に帰ることができたようです。
帰巣本能で仔犬はお家に帰れるのか !?

小さな子犬の時期から不思議な能力を持っていることがわかるという意味ではおもしろい実験だと思います。



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