《前回の記事》 愛犬の歯石が気になったとき、お家でもできる対処法
「もなか」も既に4歳となり、目に見えて歯に着色が目立つようになってきました。最初は単なる着色かなと思っていたのですが、実はこれが歯石でした。
犬の場合、歯周病になると麻酔をかけて手術する必要があるなど、とてもやっかいな病気です。ここは、歯周病になる前になんとかしようと、この一週間、頑張ってみました。
追記:
この記事の後も地道に「もなか」の歯石対策はやっていましたが、久しぶりに自宅での歯石取りにチャレンジしてみました。
《参考記事》 「もなか」の歯石取り、一年後の再チャレンジです
自宅で行った愛犬の歯石対策
前回の記事でもご紹介したとおり、歯石対策として、以下の2つを行いました。
- スケーラーでの直接的な歯石取り
- 歯石ケア用ジェルでの歯磨き
「もなか」の場合、歯に着色があるだけで、それほどはっきりと歯石が確認できる状態ではなかったのですが、犬の歯は元々白いもので、着色があればそれが歯石なのだそうです。
対策初日にスケーラーでガリガリ
「もなか」は普段から歯磨きしていることもあり、スケーラーでの歯石取りにも、とても大人しく協力的でした。
=>ただ、本人はかなりイヤみたいで、ガリガリやっていると、虫歯治療を行っている子供みたいに、目をギュッとつむって、ガマンしているようでした。
これだけで、犬歯の着色についてはある程度、きれいになりました。ただ、奥歯については思っていたほどは、着色が落ちませんでした。
やはり、そう簡単には歯石は落ちないものです。
あまり、ガリガリやり過ぎると、逆に歯を傷つけてしまいそうで、ちょっと躊躇してしまい、歯石ケア用ジェルで頑張ることにしました。
歯石ケア用品、ReDenta(リデンタ)で歯磨き
ReDenta(リデンタ)にはスプレータイプとジェルタイプの2つがあるのですが、今回はジェルタイプを購入して、歯磨き粉替わりにして、この一週間、毎日「もなか」の歯磨きを頑張ってみました。
リデンタのジェルタイプは、サーモンオイル配合でハーブの匂いとサーモンの匂いが混じった独特の香りで、ちょっと生臭い感じです。自分がこれで歯磨きするのは、少し躊躇する感じです。
ただ、「もなか」は特に嫌がる様子もなく、大人しく歯磨きさせてくれます。(ニオイが気になるのでしょう、しきりにフンッフンします)
最初は、朝、晩の2回、頑張って歯磨きしたのですが、途中からは朝だけの歯磨きになってしまいました。それでも一週間経ってみると、うっすらと着色が落ちてきているのがわかります。
もう一度、スケーラーでガリガリ
スケーラーでこすると、歯石部分が剥がれるのがよく分かりました。きれいに取れると、とても気持ちいいです。
2度目のスケーラーで犬歯に関しては、歯石が完全にとれました。
リデンタで毎日歯石ケアすることで、がっちりと固まっていた歯石が、徐々にもろくなってきているようです。
奥歯の着色した部分も、場所によっては、軽くこするだけで歯石が落ち、下の白い歯が見えてきました。ただ、奥歯にはまだ着色した部分があり、完全には取れていません。
それでも、最初に比べると明らかにきれいになっており、白い歯に戻っているのがよく分かります。
ただ、スケーラーでの歯石取りには注意が必要です。
「もなか」の場合、かなり大人しくしてくれていたのですが、それでもちょっと歯茎に触れただけ、少し出血してしまいました。
スケーラーでの歯石取りに慣れない内は、少しビクビクものです。
あまり無理をしてガリガリせずに、軽くこする程度でも、もろくなった歯石は意外と簡単に取れたので、慣れない内はあまり力を入れ過ぎないようにした方がよいです。
ただし、このスケーラーでの歯石取りは、大人しくしてくれないワンちゃんの場合には、とても無理です。危険すぎます。
まとめ
たった一週間ですが、こんなに早く効果があるとは思っていなかったので、びっくりです。
ただし、アマゾンのレビューを見る限り、リデンタでの歯石ケアを購入した人全員がその効果を実感できているわけではありません。やはり、個体差はあるようです。
また、スプレータイプを購入している人が多いのですが、「もなか」で試したのはジェルタイプです。しかも、そのジェルで歯磨きを同時にやっていました。
ジェルを使って歯磨きしたので、歯石にしっかりとジェルを染み込ませることができたのでは、と考えています。そのため、歯磨きに抵抗がないワンちゃんの場合、ジェルタイプの方がおすすめです。
まあ、別にスプレータイプでシュッシュッしてから、歯磨きしても効果はあると思うので、どちらのタイプにしても、歯石が気になっている方は、ダメ元でもやってみる価値はあると思います。
どうしても、歯磨き大嫌いなワンちゃんの場合には、スプレータイプの方が無難で良いかもしれません。
あと、スケーラーを併用した方が、早く歯石を落とせるのは確実です。ただし、スケーラーでの歯石ケアはちょっとしたコツと、かなりの注意が必要です。最初はかなりビクビクものでしたが、後半はかなり大胆になっていました。。。
しかも、大人しく歯を触らせてくれないワンちゃんでは、絶対に無理です。まずは、手で奥歯を触られるぐらいになれてからでないと、かなり危険です。
「もなか」の場合、歯石対策を初めて一週間目なので、まだまだ頑固な歯石が残っています。ただ、はっきりと効果が実感できましたので、このまましばらく続けていきます。
後は、歯の裏側にこびりついている歯石ですが、これはさすがにスケーラーでガリガリできないです。リデンタの効果で、徐々に落としていくしかありません。
このリデンタを使っているだけでも、歯石が付かなくなる効果があるので、今のところは、それだけで充分かと思います。
犬の歯石は、早めの対策が肝心です。
もし、愛犬の歯石が気になるようであれば、迷わずに一度、歯石ケアグッズをお試しください。動物病院で歯石をとってもらうよりは、とても安全で安上がりです。
《前回の記事》 愛犬の歯石が気になったとき、お家でもできる歯石取りの方法とは