というか、犬の散歩が禁止されているところの方が、圧倒的に多いのではないでしょうか。
「もなか」と一緒に大きな公園に行こうと思って調べてみると、ペット禁止と書いてあることが多く、ペット可の公園を見つける方が難しいです。
近所の児童公園の看板にも、ペットの散歩禁止はもちろん、ボール遊び禁止、花火禁止、などなど禁止事項がずらっと書かれており、いったい何がOKなのかと思ってしまうぐらいです。
理由はというと、幼い子供たちが遊ぶときに危ないかららしいです。
一見、正しいことのように思えるのですが、何かが間違っているように思えて仕方がありません。
では、どこでペットを散歩させればよいのでしょうか?
大きな子供たちはどこでボール遊びをすればよいのでしょうか?
昔々、私が子供の頃には、近所に空地があったり、広場があったりして、犬の散歩や運動するのに、特に困った記憶はありません。(そんなに田舎育ちではなく、一応都会っ子です。)
遊びでは、昔も揉め事はたくさんありましたが、適当に子供たちで解決していたものです。
たぶん、公園で犬をノーリードで散歩させていたり、糞をそのまま放置したり、他に幼い子供がいるのに危険なボール遊びをしたり、などなど、自分勝手な人がたくさんいたため、住民からの苦情で、役所の人が公園の利用に関して禁止事項をたくさん追加していった結果なのだと思います。
役所や公園の管理団体としては、苦情を言われて揉めるのはイヤなので、なんでもかんでも禁止してしまえって感じなのではないでしょうか。
ただ、ごく一部のマナーの悪い人のために、何でもかんでも禁止にしてしまうのは、どうかと思います。
公園で普通に犬の散歩をさせることもできない状況なのは、どう考えても異常だと思います。
《参考記事》 グローバルのペット飼育率調査
最近、犬の飼育率が激減している原因には、このような散歩のし辛さなど、社会的な環境も影響しているのかもしれません。
幸い、うちの近所にはまだまだ空地がたくさんあります。ちょっと脇道に入れば、畑だらけなので、できるだけ散歩のときには、そっちの方へ行くようにしています。
たまに住宅街に入ってしまうと、散歩中もおしっこをさせないように気を使ってしまい、落ち着かなくなります。(そもそも、「もなか」はコンクリートの上ではおしっこもしないのですが。。。)
気になったので、少し調べてみたのですが、地方自治法という法律では「正当な理由がない限り、住民が公の施設を利用することを拒んではならない」と、規定されていました。
おとなしい犬にリードを付けて公園で散歩することを、拒否する理由として、どんな正当な理由があるのか、となります。
単に犬が怖い人や嫌いな人もいるからなど、理由にもなっていません。そんなものが通るなら、強面の男の人が公園にいると怖いから、男の人は公園の利用を禁止など、なんでも言いたい放題です。
となると、税金で作った公園の利用について、このような禁止事項を決めること自体が、法律違反の可能性もあります。
公園を管理している役所を法律違反で訴えれば、勝てるかもしれません。
とはいえ、このような状況を作ったのは、過去にマナーの悪い飼い主が多くいたからだということは容易に想像できます。
高崎市のホームページにも同じようなやり取りが載っていました。
《参考》 犬等を連れた公園散歩の容認と飼い主責任の明確化について(平成27年7月)
この問題は、臭いものには蓋をしておけばよいという、お役所的な解決法が多い日本特有の問題なのだと思います。
ただ、私たちペットの飼い主からすれば、もう少し、ペットに寛容な社会にしていきたいものです。
それには、まず私たち飼い主がキチンとしたマナーを徹底する必要があるのかもしれません。