犬の肉球のケガは治りにくいので、しっかりとケアしましょう

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この前、「もなか」の肉球が少しめくれているのを発見しました。

少し前まで、プニュプニュで、触ると気持ち良い肉球だったのですが、ここ最近は少しガサついていたので、それが原因なのかもしれません。

「もなか」本人は特に気にする様子もなく、出血もしていないのでしばらく様子をみていると、その内に治っていました。

 

そういえば、おやつの「かぼちゃの種」、「煮干」も切れており、また亜鉛不足なのかなと思っています。代わりにアーモンドが常備されているのですが、それだと足りないのかな?

ちなみに、アーモンドは100g中4.4mgの亜鉛を含んでいるのですが、かぼちゃの種だと100g中7.7mgもあり、倍ぐらい違います。

《参考記事》 換毛期の犬のおやつには亜鉛たっぷりな、かぼちゃの種がおすすめ

 

前に肉球をケガすると治りにくいと聞いたことがあるので、ちょっと気になっていたのですが、少し調べてみました。

肉球は一度ケガをすると治りにくい

肉球はその構造として、内部にはたくさんの脂肪や弾性繊維を多く含んでいることから、弾力性(プニュプニュな感じ)に優れており、歩くときや高いところから飛び降りたときにクッションの役割をします。

また、外側は皮膚の角質層が分厚く丈夫にできているため、少々の突起物があってもケガをすることがありません。

そのため、人間なら素足ではとても歩けないような砂利道でも、平気なのです。

さらに肉球の周りには、エクリン腺と呼ばれるサラサラとした汗をかく汗腺が発達しており、それにより、体温調節したり、肉球をいつもしっとりした状態に保っています。

 

ただし、いくら肉球が丈夫だからといってもちろん無敵ではなく、真夏のアスファルトの上を歩くともちろん火傷もしますし、草むらでは擦り傷ができたり、尖った突起物によって傷つくこともよくあります。

特に普段は家の中で飼われているワンちゃんたちの肉球は比較的柔らかくなっており、傷もできやすいのです。その反対に、いつも、ゴツゴツした砂利道を歩いているような外飼いのワンちゃんの肉球は、分厚く、硬くなっていきます。

 

また、このように肉球の外側は厚い角質層に覆われていることから、血管の数も少なく、他の皮膚組織に比べると、その再生能力が低いのです。

そのため、一度、ケガをすると中々治らず、完治まで時間がかかります。さらに、肉球の場合、歩くたびに全体重がかかるため、傷口がふさがるのに余計に時間がかかることも大きな要因となっています。

肉球をケガしたときの手当の仕方

出血していたり、傷口に異物が残っているような場合には、すぐに水で綺麗に洗い流してあげましょう。

その上で、傷口が深く、出血が激しかったり、ワンちゃんが痛がるようであれば、獣医さんに診てもらった方がよいです。傷口を清潔なガーゼか布で抑えて、早めに動物病院に行きましょう。

ただ、肉球の場合、少々の傷では当のワンちゃんがまったく気にしていないこともよくあります。そんな場合は、2,3日様子を見ても大丈夫です。

  • 傷口を水でしっかりと洗い、異物が残っていないかチェックする。
  • ちょっとした出血だと消毒する必要もないです。逆に人間用の消毒液などは強すぎるので、傷口を刺激して治りにくくなるようです。ネットで調べてみると、消毒用のイソジンを2,3倍に薄めて使うのがオススメらしいです。
  • ワンちゃんが傷口を舐めると、傷が治りにくくなるため、ひどい場合にはエリザベスカラーをした方がよい。
  • しばらく外での散歩はしないようにする。
  • 傷の治りが遅いようなら、傷口が化膿していることもあるので、獣医さんに相談しましょう。

また、傷口を保湿するために肉球クリームを塗るのも効果的です。

《参考記事》 肉球クリームで保湿するとぷにゅぷにゅした健康的な肉球に

まとめ

今回は、「もなか」の肉球の皮が少し剥けた程度の傷でした。

知らない内に出来ていた傷で、当の本人もまったく気にする様子もありませんでした。そのため、特に何も対処はしなかったのですが、その内に治ってしまいました。

ネットで調べてみると、肉球だけでなくワンちゃんのちょっとしたスリ傷はよくあることのようで、その対処法も様々なものがありました。

特に消毒液については、どれを使ったらダメだとか、いやいや、小さな傷では消毒しない方がよい、など色々な意見があります。

確かに、傷口から破傷風などの怖い感染症にかかることもあり得るため、注意するに越したことはないのですが、ちょっとした擦り傷程度でわざわざ動物病院に行くほどのことはないように思います。

ただし、万が一のこともあるため、そんなときは愛犬の様子を注意深く観察して、おかしな様子があればすぐに動物病院に駆け込みましょう。