今年は、我が家でも久しぶりに2人もインフルエンザにかかり、他の家族に感染しないようにしばらくの間、隔離するのが大変でした。

そんな中、愛犬の「もなか」はたぶん大丈夫だろうと、放置していたのですが、予想通り全く感染する様子もありませんでした。

インフルエンザといっても、最近では便利な薬もたくさん開発され、お薬一発で熱もすぐに下がるようになりました。そのため、それほど心配する病気ではなくなってきたのですが、ペットの場合にはどうなのでしょうか。

ペット用のタミフルやイナベルというは聞いたことがないです。

 

少し前には、鳥インフルエンザで養鶏所のニワトリたちが大量に殺処分されるなど、かなりニュースにもなっていました。人インフルエンザ以外にも、インフルエンザには色々と種類があるみたいです。

そもそも、ペットは人と同じインフルエンザにかかるのかと、ちょっと興味が湧いたので調査してみました。

 

結論から先にいうと、人インフルエンザが犬、猫に感染することはほとんどないそうです。(逆に言えば、感染するケースも稀にはあるということです)

そもそも、インフルエンザとは何?

インフルエンザがどんな病気なのか、知らない人はいないとは思いますが、自分の理解のためにも、一応整理しておきます。

インフルエンザはウイルスの一種であり、のど、気管支、肺に感染し、急激に増殖することによって発病します。感染している人がする咳にはウィルスが含まれており、それを吸い込むことによって感染します。(ひまつ感染と言います)

通常のかぜと大きく違う特徴は、突然38℃以上の高熱が出て、頭痛、関節痛、筋肉痛など、全体がだるくなどの症状が強く出ます。

このため、老人など体力が落ちている人が感染すると、合併症を引き起こし、死亡することもある、怖い病気です。

インフルエンザウィルスには色々な種類があるのですが、大きく、A型、B型、C型の3つに分類されます。

このうち、いつも冬に流行するのは、A型とB型です。C型は季節によらず発症するのですが、幼い時に一度かかるとその後はかかることが無いそうです。

この3つの内、特に厄介なのがA型で、さらに細かな種類が存在します。なぜ、厄介かというと、A型には色々な種類があり、様々な動物にも感染するからです。

その内、人への感染力が強い、人インフルエンザには香港型、ソ連型と呼ばれているものがあります。現在、人インフルエンザウィルスとしては、このA型の2種類とB型を合わせた3つのウィルスが毎年流行しているそうです。

インフルエンザはどんな風に新型が生まれるのか

インフルエンザで、たまにニュースになるが、鳥インフルエンザです。この他にも、豚インフルエンザ、馬インフルエンザなどは、聞いたことがあります。

 

調べてみると、A型のウイルスはとても厄介で、色々な哺乳類に感染し、主に呼吸器疾患を引き起こすようです。

もともと、A型のウィルスの宿主はカモ類だったそうで、そのため、鳥インフルエンザウィルスがすべてのA型ウィルスの起源だと言われています。

《参考にした報告書》 哺乳動物 のインフルエンザ

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通常、哺乳類の種が違えば、同じウィルスに感染することはほとんどないそうです。それは、レセプターと呼ばれるウィルスと結合する細胞が種ごとに違うからです。

ただ、豚は特殊で、鳥ウィルスと人ウィルスの両方のレセプターを持っています。

このため、豚は鳥と人の両方のウィルスに感染する可能性があり、同時に両方のウィルスに感染した場合、お互いの遺伝子が混ざり合うことで、違う特性をもったウィルスが発生することがあります。

これが新型インフルエンザです。

この新型は豚と人の両方に感染する能力を持っているため、豚と接触した人がその新型インフルエンザに感染し、パンデミック(世界的大流行)になるだと、考えられています。

実際、2009 年に話題になった新型インフルエンザも豚が介在していると言われています。

犬、猫などペットにもインフルエンザは感染するのか

先の報告書にもあったのですが、実は、犬や猫にもインフルエンザの報告例があります。

犬インフルエンザの経路としては、おもに馬インフルエンザ、鳥インフルエンザが疑われているのですが、人のインフルエンザが飼い犬へ感染した例も、米国と中国で報告されています。

人から感染したと報告されている症例では、軽い呼吸器症状のみで重症化したものは報告されていないそうです。

また、日本でも、飼い犬からインフルエンザ抗体が見つかっており、感染の事実があることは確かなようです。

 

このように、人から犬へインフルエンザが感染しても、比較的症状が軽いことが多いようです。このため、実は知らない内に、もっと多くの飼い犬たちがインフルエンザに感染しているのかもしれません。

先の資料でも、条件さえそろえば、ペットのインフルエンザが流行する可能性もあると、書かれていました。

まとめ

インフルエンザは、どの動物にも感染する可能性があるようです。特に高病原性の鳥インフルエンザは、毒性がかなり強く、注意が必要です。

ただ、犬、猫のペットでは、外でインフルエンザに感染することはほとんどありません。その代わり、犬、猫が人のインフルエンザに感染することが、稀にはあるようです。

めったにないことのようですが、ちょっと注意してあげた方が良いかもしれません。

犬、猫のインフルエンザでは症状が軽いことも多いみたいなので、実は思っている以上にインフルエンザに感染しているのかもしれません。

ただ、集団生活していないペットでは、ペットの間でインフルエンザが大流行するということは、あまり考えにくいと思います。

 

インフルエンザを調べていて、ちょっとびっくりしたのですが、海洋生物であるアザラシやクジラにもインフルエンザがあるそうです。しかも、そのほとんどは水鳥からの感染なのだそうです。

インフルエンザといえば、湿気に弱いとばかり思っていたので、クジラに感染するとは思っていませんでした。

たぶん、インフルエンザに感染した水鳥を食べることで感染するのだと思いますが、鳥インフルエンザ、恐るべしです。

 

さらに、インフルエンザは哺乳類だけでなく、ヘビやワニなどの爬虫類、カエルなどの両生類からもインフルエンザウィルス抗体や遺伝子が見つかっているともありました。

ここまで来ると、インフルエンザウィルス、すご過ぎです。どれだけ多様な宿主を持っているのでしょうか。

 



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