「もなか」ですが、最近、夕食の後に毎回必ずする儀式があります。
ハーツ社の「トイーツ」といって、犬用のおもちゃなのですが、食事が終わると、これをどこかから探して出してきて、咥えながらおかしな声で泣き出します。
声だけ聴いているアシカかアザラシかと思うような鳴き声です。
このトイーツですが、「もなか」はかなり苦手で、中におやつを入れてあげるのですが、まったく取り出せないのです。
たぶん、そんなときにおやつ欲しさに甘えた声を出したら、おやつを取ってくれたことがあったため、それを覚えているのかな、と考えています。
鳴いているときも、特に何かをしてほしいというような感じではないのですが、子どもたちが面白がって喜んでいるのをみて、それが習慣になったみたいです。
あと、毎回、最後にこのトイーツをどこかに隠しに行きます。普段はそこらに転がっていても、まったく気にもしないので、そのときだけなぜ隠そうとするのか、わかりません。
「もなか」のおかしな鳴き声です。
たぶん、もともとは、甲高い声で何かを要求していたのだと思いますが、今では特に何かを要求しているふうでもないです。考えてみると不思議な行動です。
ということで、かなり強引ですが、今回は犬の特徴的な鳴き声についてまとめてみました。
うなり声は鳴き方で犬の自信の程度がわかる
唸り声は、一般的に警戒心や威嚇を表しているのですが、その犬の自信の度合いによっていくつか鳴き方があります。
- 低く響くようなうなり声
「ウーー」という、体の奥から音が出ているような低い声を出しているときは、相手に対する威嚇を意味します。自分にかなり自信があるときに発する声で、相手が引き下がらないときには、攻撃するぞ!という意思表示です。 - 小さなうなり声
あまり自信がないときに発する声で、あっちに行け!と相手に対して警告しています。ただ、いざとなったら戦うぞという、ちょっと引き気味な感じです。 - やや高い声のうなり声に続いて吠える
自信はないが、相手が気に入らないので、精一杯虚勢をはっているような感じです。小型犬によく見られる鳴き声です。 - 歯を見せずに出すうなり声
威嚇のうなり声に似ていますが、違います。飼い主と縄の引っ張り合いっこしているときなどに発するもので、楽しい!という感情を表しています。威嚇と違って唇をまくり上げて、歯を見せていないのが特徴です。
犬の遠吠えはさびしさの表れ?
「ワオーーーン」という遠吠えは、祖先が同じであるオオカミの方が有名です。
映画などでオオカミが群れで襲ってくる前などに、遠吠えのシーンがよくあります。
オオカミの遠吠えには、大きく2つの意味があります。ひとつは、これから群れで狩りをするぞ!とみなを集めるためのもの、もうひとつは、遠く離れた仲間の存在を確かめるためです。
現代の犬では、群れで狩りをするという習性はほとんどないため、後者の仲間の存在を確かめるために遠吠えをします。
飼い犬の場合、多頭飼いをされている人はそれほどいないため、たいていの犬は一匹でさびしい思いをしています。そんなとき、近くの仲間に対して自分はここにいるよと、教えるために遠吠えをします。
甲高い鳴き声は、何かを要求している
高鳴きというのですが、犬が甲高い声で鳴くときには、何かを要求しているときです。
子犬に戻って、母親に甘えているような声で「キューン、キューン」と、鳴きます。
ごはんが早くほしくて、頂戴よ!と言っているとき、
散歩に行きたくて玄関で待っていて、早く!と催促しているとき、
遊ぼうよ!と誘っているとき、
など、色々なシーンでこの鳴き声をします。
また、「キャン」と甲高く、短い声で鳴くときにも、何かを要求していることが多いです。
「もなか」の場合、庭に出して!や、散歩に行こう!というときは、ドアの前でこちらにお尻を向けて、「キャン」と要求していることが多いです。それでも無視していると、ドアを前足でカリカリとかきだします。。。。。
犬のため息にも色々な意味がある
鳴き声とは、ちょっと違うのですが、犬も人間と同じように「フン」とため息のような声を発することがよくあります。
このため息にも色々な意味があり、犬はその時々で色んなことを伝えようとしています。
ため息については以前にもまとめ記事を書いたので、そちらを参考にしてください。
《参考記事》 犬がため息や「フン」と鼻を鳴らすには色々な意味がある
まとめ
犬は色々なしぐさや鳴き声を使って、仲間とコミュニケーションをとっています。
よく、犬のカーミングシグナル(争いを避けるために、相手に敵意をないことを知らせるためのしぐさ)など、犬の特徴的なしぐさについて話題になりますが、それ以外にも犬の鳴き声だけでも色々なことを分かります。
また、特に勉強していなくても、普段一緒に生活をしていると、愛犬が何を言いたいのか、そのしぐさや鳴き声でなんとなく分かるようになります。
そういう意味でも、犬はとても社会的な動物なのだと思います。