ヨーグルト人間や犬の腸内には数百兆個もの腸内細菌が住んでおり、その細菌の力関係(バランス)が健康にかなり影響しているということをご存じでしょうか。

少し前に話題になったのですが、腸内フローラ(腸内のお花畑という意味で腸内細菌の塊)を特集したテレビ番組が放送されてかなり話題になりました。
腸内フローラのバランスをとってアトピー、アレルギーを改善する

人間でも、犬でも同様なのですが、最近アレルギー体質の方が多かったり、アトピー症状を発症すること人が多くなっているのは、腸内環境(細菌のバランス)が悪くなっていることが原因の一つです。 便秘気味だったり、逆に下痢をよくするという方は要注意です。

では、腸内環境を改善するにはどうしたらよいのかというと、それはヨーグルトや納豆などの発酵食品を食べることが一番効果的です。

腸内環境が悪化する原因

腸内には色々な細菌が住んでいるのですが、大きく分けると、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類に分けることができます。

この内、腸内環境を改善するには善玉菌を増やすことが大事となります。

腸内環境が悪化すると、それが原因で便秘になったり、下痢になることが多くなります。これは腸内で悪玉菌が優勢な状況となっており、腸内で色々な悪さをしていることが原因です。

また、一旦悪玉菌が優勢になると、それまで様子見をしていた日和見菌が悪玉菌に加勢するようになり、ますます腸内環境が悪化します。

こうなると、悪玉菌が一気に増殖しだし、悪い循環が繰り返されます。

腸内環境を健康に保つには、この悪循環に陥らないように、日頃から少しずつ気を付けることが重要になります。 腸内環境が悪化する原因としては、以下のようなことが考えられます。

  • ドッグフード
    日頃からドッグフードを主食にしているワンちゃんが多いかと思います。ドッグフードは犬の体に合うように肉の割合がかなり多くなっています。ドッグフードは元々、肉食であったワンちゃんにあったものなのですが、肉食は腸内で悪玉菌を増やす要因となります。ドッグフードの中でも食物繊維が多く入っているものを選んだ方が、腸内環境を改善するには良いです。 
  • 食べ過ぎ
    最近のワンちゃんは運動をしない割に、食事の量を多く摂りすぎているため、人間と同じように肥満傾向にあります。犬の場合、少しの体重増加に思えても、体が小さい分、思っている以上に肥満になっていることが多いものです。食べ過ぎると、胃腸が疲れ、便秘や下痢の原因となることが多いです。 
  • 水分を十分に取らない
    水分不足でうんちが固くなると、便秘になりやすいです。これは、腸内をうんちが移動し辛くなるためです。特にドライタイプのドッグフードを食べてる場合、ドッグフード自体が水分を吸収してしまうため、腸内が水分不足になりやすいです。
    便秘気味の場合、ドッグフードをぬるま湯でふやかして与えるなどして強制的に水分補給してあげると効果的です。 
  • ストレス 犬も人間と同じようにストレスを感じすぎると自律神経がうまく調節できなくなり、腸の働きが悪くなります。特に現代社会では犬もストレスが多くなりがちです。ストレスが多くなると、腸内環境の悪化だけでなく、ビタミンCが不足しがちになり病気にもなり易くなります。ワンちゃんに過度なストレスが掛からないように普段からリラックスできる時間を持ってあげましょう。

こうして見てみると、腸内環境の悪化の原因はほぼ人間の場合と同じであることがわかります。 腸内に悪玉菌が多くなると、それだけで毒素や腐敗ガスが大量に発生し、それがアトピーを悪化させる原因となります。

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発酵食品で善玉菌を増やす

アトピーのワンちゃんの場合、便秘気味であったり、あるいはすぐに下痢をしたりと、腸が弱い子が多いです。

これは腸内環境が悪化している証拠であり、ワンちゃんの腸内では悪玉菌でいっぱいとなってる状況です。

腸内で悪玉菌が増えると、悪玉菌の活動により、アンモニアや硫化水素などの有害物質が腸内で発生し、体に悪い影響を与えます。

便秘の時のおならが臭いのは、この有害物質がたくさん発生しているためです。このような状態が続くと、腸内に溜まった有害物質が腸の壁から体の中に吸収され、それが血液に流れ込み、全身に行きわたります。

これがアトピー、肌荒れなど様々な病気の原因になっていると言われています。 まずは腸内環境を整えてあげ、善玉菌を増やすことでアトピーを改善することができます。

では、腸内環境を改善するにはどうすればよいのでしょうか。 水分を十分にあげる、ストレスをできるだけ少なくするなど、腸内が悪化する原因となる項目ごとに色々と対策はありますが、一番効果があるのは、腸内の善玉菌を直接増やすことです。

それには善玉菌を多く含んだ発酵食品を食べることです。

人間の話になるのですが、日本人にアトピーが増えたのは戦後、食生活が欧米化したことにより、肉の取り過ぎや昔ほど発酵食品(漬物や味噌など)を食べなくなったことが原因の一つと言われています。昔の人は和食を中心とした食事であったため、普通に食事をしているだけで発酵食品をたくさん食べていました。 要は昔の人と同じような食事をすれば、腸内環境を改善できるということです。

ただ、犬の場合、濃い塩分はNGのため、漬物や味噌汁は食べれません。そのため、腸内の善玉菌を増やすには発酵食品としてヨーグルトや納豆が一番効果的です。

犬へのヨーグルト、納豆の与え方

ワンちゃんに手軽に与えれる発酵食品として、ヨーグルトや納豆がお勧めです。

ヨーグルト

甘くない、プレーンヨーグルトを朝晩のご飯と一緒に大さじスプーンに1杯程度あげます。 よく牛乳はワンちゃんにはよくないと言われていますが、ヨーグルトの場合には大丈夫な子が多いです。それは、その発酵の過程で消化不良の元である乳糖がある程度分解されるためです。

納豆

犬の場合、人間に比べて消化器官が発達していないため、消化に良いようにひき割り納豆を使います。少しだけご飯(ドッグフード)に混ぜてるか、トッピングしてあげます。面倒でなければ、磨り潰してあげた方が消化にはよいです。

ヨーグルトも納豆もワンちゃんによっては、少し便が緩くなることがありますので、最初は様子を見ながら少しずつあげてください。

まとめ

我が家の「もなか」の場合も赤ちゃんのときから胃腸が弱く、すぐに下痢をしたり、ウンチがコロコロだったりしたので、かなり悪玉菌が多かったのだと思います。

「もなか」にもヨーグルト、納豆を与えていたのですが、毎日あげていた訳ではなく、1週間に2、3回ぐらいのペースで、人間が朝食にヨーグルトや納豆を食べるついでにあげていました。与え始めてすぐに腸内環境が改善するというものではないですが、翌日には快便になるなど徐々に効果が出てきます。

ただ、「もなか」の場合、納豆をあげると喜んで食べるのですが、口に納豆が付くのが気持ち悪いらしく、食後には庭の芝生に必ずフキフキしに行きます。(笑)

効果が出るまで気長に続けていくことが大事です。



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