蚊あなたは愛犬のフィラリア予防をされていますか?

「もなか」の場合、毎年フィラリア予防のために動物病院に行き、予防薬としていつもお薬を8ヶ月分もらってきています。

毎月1回、定期的にお薬をあげないといけないのですが、よく忘れそうになるので、毎月月初めにお薬を与えることに決めています。

当の「もなか」はお薬と一緒にご褒美のチーズがもらえるので、よろこんで食べてくれてます。

フィラリアは犬にとって怖い病気だとよく聞くのですが、実際に何が怖いのか、予防薬を毎月与えないといけないほどの病気なのか、あまり知識がなかったので、少し調べてみました。

調べてみて分かったのですが、昔はフィラリアが原因で死ぬ犬がたくさんいたそうで、フィラリアが犬の平均寿命を押し下げているとまでいわれていた時代もあったそうです。

今では予防薬としてある程度安全なお薬ができており、予防薬を飲むことで100%フィラリアを予防することができます。

薬の副作用を考慮してもフィラリアにかかったときのリスクを考えると、やはりフィラリアの予防薬は飲ませた方がよいです。

犬に特有のフィラリア症とは

蚊などに刺されることによって感染する感染病の一種です。

みなさんは犬特有の感染症だと思っておられるかもしれませんが、実は犬以外でも人間に感染するバンクロフト糸状虫などという種類もあり、多くの脊椎動物に固有の寄生虫が発見されています。

沖縄地方では戦前には3分の1の住民がフィラリアに感染していたと言われており、1970年代までは保虫者がいましたが、現在では予防薬のおかげで撲滅されたとされています。

犬に感染するフィラリアは犬糸状虫という種類で心臓や肺動脈に寄生するものです。

糸状虫との名前の通り細長い虫で成虫では長さが30cmにもなります。虫が寄生し、成長して繁殖するのに伴い、症状が出始めます。

最初は軽い咳から始まり、腹水、内臓機能不全、貧血、血尿、軽い運動で呼吸困難など色々と深刻な症状が出てきます。放置しておくと命を落とすこともある危険な感染症です。

感染経路とフィラリアのライフサイクル

犬のフィラリア症は蚊が媒介して感染していきます。

フィラリア症の犬を蚊が吸血
フィラリア症に罹っている犬の血液中には、ミクロフィラリアというフィラリアの子がうようよといる状態です。その血を蚊が吸血することで、ミクロフィラリアが蚊に取り込まれます。
蚊の体内で成長
ミクロフィラリアは蚊の体内で感染力をもつ感染子虫へと2週間かけて成長し、その後、その蚊が健全な別の犬を吸血することでフィラリアに感染します。
フィラリアに感染した蚊に刺される
フィラリアに感染した蚊に刺されることでフィラリアの感染子虫が犬の体内に入り込みます。
通常の蚊の行動範囲は意外と狭く、100メートルぐらいの範囲で行動し、生まれたところからはあまり遠くまでは行きません。そのため、近所にフィラリアに罹っている犬がいない場合、蚊に刺されてもフィラリアに感染することはありません。
犬の体内で成長
犬の体内で感染子虫が入り込むと、しばらくの間は皮下組織や筋肉内で成長し、約2ヶ月かけて未成熟虫になります。
未成熟虫になると、フィラリアは血管内を移動し、肺動脈や心臓に寄生します。この状態でさらに成長し、感染後約6ヶ月で成虫となります。
フィラリアが繁殖
フィラリアにはオスとメスがあり、成虫となったフィラリアのオスとメスがそろうと交尾をしてミクロフィラリアを産み、血液中に大量に循環するようになります。その血を吸血した蚊が媒介してまた別に犬に感染するというぐあいに感染が拡大していきます。

 

フィラリアの成虫の寿命は5、6年と比較的長く生きるため、一旦寄生すると完全に殲滅することが厄介な感染症です。

予防方法

フィラリア症の予防するには、何より蚊に刺されないことが一番です。ただ、たとえ家の中で飼っていたとしても、蚊に刺されずに過ごすことは現実には不可能なため、かなりの確率でフィラリアに感染してしまいます。

ただし、現在では、フィラリアの予防薬を定期的に飲ませることで、発症を100%抑えることができます。

月1回の予防薬の投与が一般的で、万が一フィラリアに感染したとしても、フィラリアが未成熟虫になって、心臓に寄生するまでの2ヶ月間の間にフィラリアを駆除してしまうというものです。

フィラリアの予防薬は心臓に寄生した成虫には効果がないため、フィラリアが成長する前にやっつけてしまうことが重要になります。

フィラリアに感染している、いないに関わらず、月1回の投薬で継続的にフィラリアが体内で成長するのを阻止することが大切です。

フィラリア予防薬の投与期間

一般的には、蚊を見かけて1ヶ月後から予防薬を飲み始め、蚊がいなくなってから1ヶ月後に最後の投薬を行うと言われています。

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途中、1回でも投薬を抜かしたしたりすると、せっかく前後に投薬していても、フィラリアが成虫になってしまう確率が高くなります。

このため、投薬を行うのであれば、毎月定期的に行うことがとても大事になります。

フィラリア予防薬の種類

フィラリアの予防薬としては、色々な種類のものがありますが、大きく3つのタイプに分かれます。

  • 錠剤・粉薬・チュアブルなど食べさせるタイプ
  • スポットオンタイプ
  • 注射タイプ

フィラリア予防薬の副作用

予防薬で副作用が出やすい犬種もあるようです。

また、フィラリアに感染した状態で予防薬を飲むと、体内のミクロフィラリアが大量に駆除されるため、ショック症やアレルギー反応を引き起こし、たいへん危険です。

このため、フィラリア予防薬を飲ませる場合は、事前に動物病院でフィラリアに感染しているか、血液検査でチェックしてもらいましょう。

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また、フィラリアの予防薬の副作用が気になって、色々と調べたのですが、フィラリアの場合、予防薬での副作用より、フィラリアに感染してしまった時の危険性の方が遥かに高いと感じました。

特に日本は蚊の多い国であるため、普通に暮らしていて蚊に刺されないようにすることは至難の業です。

万が一感染した場合の治療方法

フィラリアは心臓や肺動脈に寄生するため、一旦感染すると治療が非常に困難な感染症です。

基本的には、感染する前に予防することがとても重要になります。また、フィラリアが心臓に寄生してもすぐに症状が出るわけではないので、感染したことに気づくことが遅れ、重症化するケースが多いようです。

感染症の症状が見られたら、動物病院ですぐに検査をしてもらいましょう。最近では抗原検出キットを用いることで簡単に感染しているかを確認することができます。

治療方法としては、以下のように4つの方法があります。

  • 外科的に成虫を摘出する
    全身麻酔をかけて外科手術を行います。当然、体への負担もかなり大きくなります。また、フィラリアによって血管自体がもろくなっているので、手術自体が難しい場合もあります。無事手術が成功すると、今度は予防薬で幼虫を駆除します。
  • 薬で成虫、ミクロフィラリアを駆除する
    薬でフィラリアの成虫とミクロフィラリアを一気に駆除することができるのですが、大量に発生している場合、その死骸で血管が詰まり、重度の副作用がでる場合があります。また、駆虫薬はヒ素系の薬物で、昔はヒ素中毒なども発生していたらしいです。現在では比較的安全になっているようですが、ヒ素は自然には体外に排出され難い物質で体内に蓄積され、悪影響を及ぼすことで知られています。できるだけこのような薬は避けたいものです。駆虫後はできるだけ安静にし、急性の血流不全を起こさせないようにすることが大事になります。体調回復後は通常のフィラリア予防薬を投与します。
  • 薬でミクロフィラリアを駆除する
    ミクロフィラリアは駆除できるのですが、成虫を駆除することができないため、自然に淘汰されるのを待つことになります。フィラリアの成虫は5年ほど寿命がありますので、5年間継続して様子をみることになります。
  • 対症療法
    犬の年齢や重症度によって、治療が耐えられないと判断された場合には、気管支拡張剤で呼吸を楽にしたやったり、利尿剤で排尿させてやったりと対症療法がメインになります。一般的に手遅れという状態です。

まとめ

今回、フィラリアについて色々と調べてみました。

調べている中で、フィラリアにかかっても今では薬で治療できるので、副作用がある予防薬など飲まない方がよい、とブログで主張されている方がおられました。

色々と物議を醸しているブログのようなのですが、この主張には賛成できません。

一旦、フィラリアに感染してしまうと、運よく駆除できたとしても血管が傷づいたり、内臓疾患が残ったりするため、その影響が残ると言われています。獣医さんのブログでも、フィラリアを駆除するのはかなり大変であると、よく書かれています。

今のフィラリア予防薬では、正しく服用さえすれば、100%フィラリアに感染することを予防できます。

フィラリアに感染するリスクを考えると、フィラリア予防薬を愛犬に飲ませるべきだと思います。

少々お高い薬ですが、ワンちゃんのためにも必ず予防してあげましょう。

 

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