病院
犬を飼っている人なら一度は動物病院に行ったことがあるかと思いますが、何を基準にその病院を選んでいるでしょうか。

  • 家から一番近いから
  • 近所の評判が良いから
  • 大きな病院だから
  • 料金が安いから

などなど、色々と選択した理由があるかと思います。

何回か、病院に通院していると、ここの先生はなんだか業務的で合わないななど、色々な理由で病院を変えてみる人も多いのではないでしょうか。

愛犬の調子が悪い時に気軽に相談できたり、突然の病気やケガで夜間にも診療してくれるような信頼できる獣医さんを見つけておくことはとても大切です。

今回は、間違えないための動物病院選びについて書いてみたいと思います。

日本には動物病院がいっぱい

私の近所にもたくさんの動物病院があるのですが、日本全国に動物病院はどのぐらいあるのでしょうか。

みなさんが思っているよりも、日本には動物病院がたくさんあります。特に都心部に住んでいる人では、近所に何軒も病院があるのではないでしょうか。

農林水産省の資料では、平成26年12月31日時点で日本全国に11,259もの動物病院があり、東京都だけでも1,576院もあります。しかも、ここ10年ほどの平均では全国で毎年200院ほど増えています。

人間の病院が17万以上もあることを考えると少ないように思いますが、人間の場合、「耳鼻科」、「眼科」、「小児科」、「歯科」など細かく細分化されていますが、動物病院はたいていの場合、総合病院です。そのため、どこの病院でも同じであり、一概に少ないとは言えないです。

こんなにたくさんある動物病院の中から掛かりつけの病院を選ぶとき、何を基準に選べばよいでしょうか。

ここでは、「病院に行く前」と「行ったとき」に分けて、確認するポイントを書きだしてみました。

病院に行く前に調査、確認すること

  1. 病院が近所にあり、交通手段があること
    できるだけ近所の病院の方が、夜間診療を受ける場合などは安心できます。できれば、歩いて行ける距離にあれば、理想的です。
    ただし、近いだけで病院を選んではいけません。
  2. 口コミを確認する
    普段から近所のペット仲間の方の評判を聞くのが一番よいかと思いますが、以下のサイトのように口コミサイトもいくつかあります。ただ、件数が少ないこともあり、参考程度にしかならないかもしれません。

    《口コミサイト》 動物病院の評判や検索も!- 動物病院口コミサイト 【Calooペット】
    《口コミサイト》 クチコミ動物病院情報 全国版

  3. ペット保険に入っているのであれば、その会社の窓口清算に対応しているのか
    窓口清算に対応しているペット保険は、ほぼ、アニコムとアイペットの2つだけです。もし、この2つのペット保険に加入されている場合には、窓口清算に対応している病院を選ばないと、保険金請求がとても大変になります。

    《参考記事》 ペット保険各社の項目別ランキングとおすすめのペット保険

  4. ワクチン接種料金、フィラリアの検査費用、基本的な診察料、避妊手術料金など、治療費は良心的か
    ワンクチン接種やフィラリのお薬でも病院によって値段が違ってきます。中には高いところもあるので、事前に確認しておいた方がよいです。

    《参考記事》 フィラリア症検査と混合ワクチン接種してきました

  5. 診療日、時間を確認する
    特に日、祝、お盆、年始の対応や、緊急時の夜間診療も行ってくれるかはとても重要です。ペットの場合には、人間のような救急車というものがないため、夜間に大きなケガや病気になると、自分で病院を探さなくてはいけません。都心部には、夜間専門の病院もいくつかあって、車さえあれば自分で通院できるのですが、地方にはそういう施設がない場合が多いです。事前に対応してくれる病院を見つけて置くことはとても大事になります。

    《参考記事》 夜間にも対応の救急動物病院をリストアップ-事前チェックが大事

ネットで検索すると、近所の病院を簡単に検索してくれるサービスもたくさんあります。まずは、ご近所の動物病院を検索してみて下さい。

以下はアニコムのペット保険に加入していると、窓口清算できる動物病院を検索できるページです。たいていの病院では、アニコム社と提携しているので、この検索ページでご近所の動物病院が検索できると思います。

《動物病院検索》 アニコムの動物病院検索

また、最近ではホームページを公開している動物病院も多くなってきました。ホームページがある場合には上記の検索結果からリンクされていますので、そちらを見るとより詳細な情報が載っています。

ただ、夜間診療や細かな治療費については、公開していない病院がほとんどです。候補としてピックアップした病院に電話してみて、細かい内容をを確認してみることをお勧めします。

愛犬の主治医を探していると正直に言って、夜間診療やワクチンの料金について聞いてみると案外親切に答えてくれるものです。

また、その時の電話対応でも病院の感じがある程度わかります。いい加減な回答をするような病院は最初から止めておいた方がよいです。ぜひ、電話してみて確認して下さい。

病院に行ったときに確認すること

1.病院に入ったとき、院内が綺麗か、動物の臭いがきつくないか

病院では色々な感染症に感染したワンちゃんが通院しています。

そのため、2次感染しないためにも院内が衛生的なことはとても大事です。気を使っている病院では、プラズマクラスターや加湿器を置いているなど、衛生面にも気を使っているものです。

2.診察のときの獣医さんの態度

獣医さん

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獣医さんにも色々な方がおられますが、中には患者(愛犬)に触診など触りもせずに、業務的に淡々と診療を行う獣医さんもおられます。こんな獣医さんはかなり要注意です。逆にとてもフレンドリーに愛犬に接してくれる獣医さんも多いです。獣医さんは、元々動物が好きで獣医になったという人がほとんどなので、動物好きな人が多いのだと思います。

普通、ワンちゃんは病院に行くのが嫌いなものです。「もなか」など病院に行くと病院の待合室に入った時からずっと、震えっ放しです。そんな緊張しているワンちゃんにやさしく声をかけてくれる獣医さんには犬も自然と懐くものです。

また、病気の症状などを飼い主に問診する際、時間をかけて話を聞こうとしない獣医さんも中にはいます。動物は喋ることができないので、病気によっては、症状を見分けることがとても難しい場合もあります。ワンちゃんの病気を正しく診断するためには、キチンとした問診はとても大切だと思います。問診をいい加減にするような獣医さんは止めた方がよいです。

獣医さんの態度を見ていれば、わかると思うのですが、一番大切なのは、その獣医さんが動物に対して「思いやり」をもって接しているのかだと思います。単に金儲けだけのために診察をやっている人と、その動物を治してやろうと思って診察をしている人では、自ずから診療態度が変わってきます。いくら医療技術があっても、動物に対する「思いやり」がない獣医さんは、飼い主として信頼できないものです。

あと、最終的に主治医としてなんでも相談できるようになるには、あなたと獣医さんとの相性が一番大切かと思います。

3.診療時間がやたらと短くないか

混んでいる病院なのに、待ち時間が意外と短い場合には要注意です。

一見すると、待ち時間が短いのは良いことなのですが、獣医さんが少ないのにどんどん順番が進むということは、それだけ診療にかける時間が短いということです。

初診の場合など、特に十分な時間をかけて問診を行い、診療を行うのが普通です。こちらの話も十分に聞かず、適当な診断をするような獣医さんは止めた方がよいです。

4.どんな病気なのか、どんな治療法があるのか、分かりやすく説明してくれるか

OK私たち一般人は難しい病気のことやどんな治療法があるのか、その治療法にはどんなリスクがあるのかなど、医療についての知識が十分にはありません。

そのため、獣医さんが医療行為を行う場合には、まず飼い主さんに病気や治療方針について分かりやすい説明を十分に行い、飼い主さんが納得した状態で愛犬の治療をしてもらうことが基本になります。難しい用語で「インフォームド・コンセント」と言います。

この病状説明のときに、専門用語を連発するような獣医さんは、知識がないのか、経験が浅いので、NGです。

特にペットに対する治療には医療保険がかからないため、ペット保険に加入していないとかなりの高額治療になります。訳もわからず、一方的に高額な治療費を請求されても、いやなものです。

人間の病院では、最近は「インフォームド・コンセント」は当たり前のように行われていますが、動物病院ではまだまだ浸透していないような気がしています。動物病院でも手術を受けるなど、大きな病気のときにはもちろん病状説明はされるのですが、単なる下痢止めのお薬を処方した際など、なぜこの薬を出すのかや、薬の副作用などはこちらから聞かないとキチンと説明してくれないことも多いです。

また、最近では、ペットに対して不妊手術をすることが当たり前のような風潮があり、安易に進めてくる獣医さんも多いです。不妊手術にはもちろんメリットもありますが、当然デメリットも多くあります。デメリットについて十分に説明しないような獣医さんは信用できません。

《参考記事》 犬の避妊手術は行った方がよいのか-手術による副作用にも注意が必要

5.治療費が高くないか

お金人間用の病院のように、治療内容によって保険点数が決まっているわけではないので、動物病院によっては同じ治療でも治療費に差があります。特に手術、入院費用となると、トータルでかなり高額になるのですが、病院によってはかなり差があります。

また、深夜診療などは別料金がかかることがほとんどなのですが、受診だけで10,000円も取るところもあります。

領収書に治療明細もないような病院は特に要注意です。中には、ぼったくりバーのような高額な治療費を請求されるところもあります。ご注意ください。

何軒か複数の病院に行かないと、動物病院の相場は分かり難いものです。高いなと感じたら一度違う病院に行ってみるとよいです。

まとめ

動物病院選びで一番大切なのは、やはり獣医さんの人柄だと思います。

ただ、人間の病院と違って、動物病院の場合には口コミなどの情報も少なく、どの病院に良い獣医さんがいるのか、分かりずらいものです。特に慣れていない方だと、病院の雰囲気もわからず、不安もあるかと思います。

最初に何軒か候補を絞って、ワンちゃんの定期健診、ワクチン接種、フィラリアのお薬などの機会を利用して複数の病院に行ってみることをお勧めします。何軒か行ってみると、その病院の特徴などもよく見えてきますし、診療費についても高いのか、安いのかがわかるようになります。

ぜひ、ワンちゃんと相性の良い獣医さんを見つけてあげてください。



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