ペット保険の補償内容を改定することは良くあること?なのですが、保険料の値上げニュースはあまり見たことはありません。
保険契約している人からすると、急に値上げのお知らせをされて戸惑っている人も多いかもしれません。
いきなり、このような保険料の値上げをするとは、思っていませんでしたが、どの程度のインパクトがあるのか、チェックしてみました。
今回の「げんきナンバーわん」の改定内容
今回、改定内容としてアナウンスされているのは、以下の2つです。
- 保険料の見直し(保険料の値上げ)
- 「げんきナンバーわん」のオンラインでの申込みの廃止(今後は申込書のみとなる)
保険料の値上げについては、新規、継続ともに2017年4月1日以降の適応となっていますが、新規については2月14日までに申し込まないと、従来の値段とはならないようです。詳しくは公式ページを参照ください。
それにしても、「げんきナンバーわんスリム」はそのまま、ネット申し込みできるのに、「げんきナンバーわん」だけを廃止するのは、裏に何か深い理由があるのか、よくわかりません。
ペット保険各社の保険料については、以前に50%補償、柴犬の場合で、各社のトータル保険料を見積もったことがあるのですが、今回、どの程度の値上げになるのか、確認してみました。
《前の記事》 ペット保険は生涯で支払うトータル保険料で比較すべき
前の時と同じく、0歳~15歳までの柴犬で50%補償のペット保険について比較しています。(なぜ、柴犬かというと、うちの「もなか」が柴だからです)
今回の改定後のペット保険料を赤く塗っていますが、かなり料金が上がっているのがよくわかります。「げんきナンバーわん」は元々、安いペット保険ではなかったのですが、今回の改定でまた一歩、アニコムに近づいてしまいました。
特に高齢になってからの保険料は、アニコムとほぼ同じ料金でした。
値上げ率として、実に11.7%にもなります。(柴犬で50%補償の場合です)
今回の値上げでペット&ファミリーの評価はどう変わるか?
ペット&ファミリーの「げんきナンバーわん」は、私も注目しているオススメのペット保険でした。
元々、保険料はそれほど安くはありませんが、口コミでの評判もよく、1日の上限金額や日数制限がない点は、とても評価が高かったです。
今回の保険料の値上げの件は、赤字経営であるペット&ファミリーとして、仕方がないのかもしれませんが、去年の業績では保険料収入が大幅に上がってきていたため、とても残念です。
《参考記事》 平成27度のペット保険各社の業績はどんな感じ
ただ、個人的に、このように問答無用で値上げしてくるのは、如何なものかと思います。今回の値上げで、個人的な評価は、かなり下がってしまいました。。。
うちのサイトで付けている評価も、○から△に落とします。
《参考記事》 ペット保険各社の項目別ランキングとおすすめのペット保険
特に保険契約者からすると、少しぐらい保険料を値上げされたからといって、今さら他のペット保険にも移り難いため、しぶしぶ値上げを了承するしかありません。
私は契約者ではありませんが、せめて、お知らせでも、はっきりと保険料の値上げと言ってほしいですね。
まとめ
ペット保険は基本的にペットの一生涯にわたってかけるものであり、長い場合だと15年以上にも及びます。年を取ってからだと他のペット保険を探すのも難しく、一度契約すると、実質的に抱え込みになってしまいます。
基本的に、ペット保険は1年ごとの契約更新なので、たとえ毎年保険料を値上げされても文句は言えないのですが、あまりバンバン保険料を上げられると、家計もキツイです。
それだけに、ペット保険会社は慎重に選択するべきです。
今回の教訓として、経営状況が良くない保険会社は、保険料の値上げや補償内容の改悪が実際にあり得るということがわかりました。。。
実際、あの大手のアニコムでさえ、数年前に補償内容を改悪してかなりのバッシングを受けていました。
《参考記事》 アニコムはペット保険の老舗で安心感が魅力、保険料は少し割高
まあ、保険会社もボランティアではないので、赤字が続けば倒産もします。やはり、ペット保険を選ぶ際には、会社の経営状況も大切だということです。