ペット保険に付帯するペット賠償責任特約には入るべきか?

この記事は約4分で読めます。

凶暴犬ペット保険を契約した際、ペット保険によっては賠償責任特約に入れるものがあります。

アニコムが毎年発行している、「家庭どうぶつ白書」の2012版に統計データがあるのですが、賠償責任特約で保険金の請求が918件あり、その約60%が対人事故、平均的な保険金の請求額は9万4千円とのことです。

対人に限って言えば、保険金の請求額は平均12万円とかなり高額でした。12万円も治療費がかかるということは、かなりの大ケガをさせてしまっているようです。

賠償責任特約事故

また、事故を起こした犬種では大型犬である秋田犬、レトリバーが多いのですが、そんな中でボーダー・コリー、柴犬の事故数もかなり多いようです。

柴犬については、しつけが十分に出来ていないと、他人に対して攻撃的になることも多いのですが、この資料からも要注意です。

《引用:アニコムの統計資料》 家庭どうぶつ白書2012

今回は、ペット保険を契約するとき、ついでに入れる賠償責任特約というものについて調査しました。

ペット保険の賠償責任特約

賠償責任特約とは、契約対象のペットが散歩中などに他人や他の動物に咬みついてケガをさせたり、他人の持ち物を壊してしまったときにその賠償金を補償してくれるものです。

万が一、愛犬が他人に大ケガをさせてしまったときに、高額な治療費を補償してくれるので、入っておきたい保険だと思います。特に大型犬を飼っている人は必須の保険だと思います。

ほとんどの大手ペット保険では、この特約に入れるようになっているのですが、補償内容、保険料については大体同じような感じです。例として、アニコムの場合をご紹介しておきます。

アニコムのペット賠償責任特約概要

保険料:月払い140円 年払い1,500円

自己負担金:3,000円/事故

支払い限度額:1,000万円

アニコム あんしんの特約

ペット保険の賠償責任特約に入る前に確認すること

ペット保険に付いている賠償責任特約は、飼っているペットが他人に対して行った行為に限定した保険になっています。

実は、ペット保険とはまったく関係なく、「個人賠償責任保険」という保険商品があります。

「個人賠償責任保険」とは、日常の生活において家族の誰かが他人に対してケガをさせたり、他人の物を壊したときに補償してくれる保険です。

例えば、以下のような場合に適応されます。

  • 子供が野球の練習中に他人の家のガラス窓を割ってしまった。
  • 愛犬が散歩中に歩行者に咬みついてケガをさせてしまった。
  • 友人から借りたカメラを落として壊してしまった。

などなど、ペットに限らず、色々なことを補償してくれる保険です。

もし、この「個人賠償責任保険」に入っていれば、わざわざペットに限定されている賠償責任特約に入る必要はありません。

 

ただ、「個人賠償責任保険」に単体で入っている人は、あまりいないと思います。

よくあるのは、自動車保険や火災保険、傷害保険の特約として付帯契約しているものです。その他にもある程度ランクの高いクレジットカードでは、自動的にこの補償が付いているものもあります。

したがって、意図していなくても、既にこの保険に入っている人も多くいるかと思います。そんな場合は、わざわざペット保険の賠償責任特約に入る必要はありません。

ご自分や家族が契約している「個人賠償責任保険」がないか、まずは確認してみましょう。

お勧めの「個人賠償責任保険」があります

もし、何も「個人賠償責任保険」に入っていない場合でも、ペット保険に付帯されている賠償責任特約より、もっとおすすめの保険があります。

個別に「個人賠償責任保険」に入ろうとすると、高い場合がほとんどなのですが、イオンカード会員の加入者限定で入れる「ネットでかんたん保険 日常生活賠償プラン」は、安くて補償内容も充実しています。

月270円~で、ペットを含む家族全員が起こした事故について、最高1億円まで補償してくれます。

ネットでかんたん保険『日常生活賠償プラン』

特にお子さんがおられる方であれば、ペットだけに限定されている保険に入るよりは、家族全員が対象の保険の方がより安心です。保険料も月270円と安く、最高1億円までの補償というのが、魅力的です。

この保険に入るために、わざわざイオンカードを作る人も多いようです。

イオンカード自体は入会費・年会費無料のカードなので、わざわざ他で「個人賠償責任保険」保険に入るぐらいなら、イオンカードに入会して、この保険を契約するのがおすすめです。

まとめ

今回、ペット保険の賠償責任特約について調査しました。

ペットを飼っていると、ちょっとした油断から他人にケガをさせてしまうこともよくあります。

一番大切なのは、愛犬のしつけだと思いますが、万が一のときに備え、個人賠償責任の保険に入っているか、チェックしてみましょう。自動車保険や火災保険のついでに、入っていて忘れている方も多いかと思います。

特に大型犬を飼っている方は、場合によっては大けがをさせてしまうこともあるので、要注意です。

まあ、そもそも、しつけを十分にできない人が大型犬を飼う資格はないと思いますが。。。

 

「おすすめのペット保険」に戻る