真夏の暑いときでも、毎日の日光浴は欠かさない「もなか」です。まるで光合成でもしているようで、日光浴から帰ってくると黒い被毛がアツアツになっているときもあります。
そんな太陽が大好きな「もなか」ですが、今の時期の日中はエアコンをつけないと、さすがに暑さでダウン気味です。
犬の場合、気温が28℃を超えると熱中症の危険があるそうで、「もなか」がハアハアしだしたらエアコンを入れるようにしています。
ただ、お留守番させているときは、愛犬の状態が良くわからないので、十分に注意してください。
《参考記事》 犬のお留守番中の暑さ対策-やっぱりエアコンは必須?
犬の話ではないのですが、今日の朝日新聞に熱中症についての話題が載っていました。
3歳児が気温38度の晴れた日にアスファルトを歩くと、29分で熱中症の危険性がある。
引用:朝日新聞 2016年8月18日 朝刊
記事では、名古屋工業大などの研究チームがスーパーコンピューターを使って、気温やアスファルトからの照り返しの熱の測定値をもとに、気象条件や身長などに応じて、熱中症リスクをシミュレーションした結果らしいです。
大人に比べて小さな子供は身長が低い分、地面からの距離が近いので、アスファルトからの照り返しの影響を受けやすく、短時間で体温が上昇するらしいです。
3歳児というとちょうど、身長が100cmぐらいらしいので、小型犬よりはかなり背が高いのですが、それでも30分も持たずに熱中症になる危険があるらしいです。
犬の場合は4つ足ということもあり、全身で地面からの照り返しを受けるため、とても30分も持たないです。38℃なんて暑さでは、速攻でダウンしてしまいそうです。
まさか、気温38℃のときに犬の散歩に行く人はいないと思いますが、少し涼しくなった夕方でも、まだまだアスファルトがアツアツ状態の時もあります。
人の場合、地面からはかなり離れているので気づき難いのですが、地面を手で触ってみて熱く感じたら、散歩は止めた方がよいです。
《アニコムのホームページ》 STOP熱中症プロジェクト
上記ページにもありますが、毎年7月から9月は犬の熱中症が一番多くなる時期です。今の時期、愛犬の熱中症には一番気をつけないといけないです。
犬の熱中症を予防するには、普段からの注意が一番なのですが、注意する点を簡単にまとめてみました。
- 太り過ぎは厳禁。脂肪が体熱の放射を妨げます。
- 鼻ぺちゃは、特に暑さに注意。犬は呼吸で排熱するのですが、気道が短い短頭種は排熱が苦手です。
- 短足、胴長の犬種は地面からの照り返しがより強い。
- 散歩は日中にはしない。アスファルトで肉球が火傷することもあります。
- 子犬や老犬は体力がないこともあり、特に熱中症に要注意。
- 夏場はいつもより水分補給に気を付ける。
- 真夏のドッグランで長時間の運動はさせない。
- 夏場には絶対に車の中に愛犬を放置しない。
詳しくは、以下の記事も参考にしてください。
《参考記事》 愛犬の熱中症にご注意!-統計データから分かる予防対策