「もなか」の場合も、さつまいもが大好きなのですが、特に干し芋が好きで、よくおやつに食べています。
さつまいもは栄養がとても豊富で、簡単に調理するだけで、とても甘く、おいしくなるので、特に女性には人気の食べ物です。
ワンちゃんの場合でも、おやつにさつま芋をあげると、ガッツいて食べる子も多いです。 ただ、さつまいもはカロリーが若干高めのため、食べ過ぎには注意も必要です。さつまいもの利点について、まとめてみました。
さつまいもは栄養満点
さつまいもには、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれており、栄養価の高い食材です。
さつまいもは、特にビタミンCを多く含んでいます。通常、ビタミンCは熱に弱く、壊れやすいのですが、さつまいもに含まれているビタミンCはデンプン質に包まれているため、加熱しても壊れにくいのが特徴です。
さつまいもは、食物繊維も豊富なため、腸内環境を改善し、便秘を予防します。
コレステロールや塩分の吸収を抑制するため、動脈硬化や高血圧などの成人病予防にも効果的です。
さつまいもの調理方法
蒸かし芋
さつまいものおすすめの調理方法は、蒸すことです。
蒸すことで、さつまいもの皮までやわらくなるので、皮も食べやすくなります。
《参考記事》さつまいもをレンジでしっとりさせる秘密は?【蒸かし芋まとめレシピ】
さつまいもの皮やその近くには特に栄養が豊富に含まれているため、皮を剥かずにワンちゃんにあげた方が栄養面で断然よいです。
ただし、さつまいもの皮はワンちゃんには消化しにくいため、与え過ぎると軟便の原因となることもあるので注意が必要です。
「もなか」の場合、電子レンジで蒸す前に必ずアク抜きをするようにしています。アク抜きといっても、さつまいもを適当な大きさに切って、塩水に10分間さらすだけです。
「もなか」が子犬のときに、アレルギー体質だったこともあり、さつまいもを食べた後、一度痒がったことがあったので、アク抜きは必ずするようにしています。
干し芋
また、水分が少なくなることで甘さも凝縮されるため、干し芋が大好きなワンちゃんも多いです。
栄養価の高い干し芋はカロリーも格段に高くなるので、食べる量を調整しないと、すぐにカロリーオーバーになってしまいます。
ただし、干し芋は消化吸収がゆっくりのため、太り難いという特徴があります。
また、干し芋にすることで、食物繊維、カリウムも濃縮されるため、体に溜まった毒素を排出してくれる効果を期待できます。
干し芋は自分でも簡単に作ることができます。 調理方法は、蒸したさつま芋の皮を剥き、薄く切って、天気の日に天日干しするだけです。2,3日干すとねっとりとやわらかい干し芋の出来上がりです。
《参考》 自家製干し芋
犬にさつまいもを与えるときの注意点
さつまいもは、栄養価も高く、理想的な食材なのですが、炭水化物が多いため、カロリーは若干高めです。食べ過ぎには注意が必要です。
ワンちゃんにおやつとして与える場合には、与え過ぎないように注意が必要です。ドッグフードのトッピングに使う場合には、ドッグフードの量を普段より減らすようにしてください。
ただ、さつまいもの60%は水分であるため、同じ量のお米に比べると、カロリーは8割程度です。食物繊維が豊富なため、腹持ちもよく、ダイエット食としても使える食材です。
ワンちゃんに手作り食を与えている場合には、お米の代りに主食としても代用できます。実際、高級ドッグフードではさつま芋をメインの炭水化物として配合しているものもあります。
さつまいもは下痢の時の食事としても最適
ワンちゃんが食べ過ぎなどで、ひどい下痢になったときなど、さつま芋やカボチャなどの食物繊維を適度に摂取することで、便を早く固める効果があります。
ワンちゃんにとって、食物繊維は消化し辛いため、下痢のときには与えない方がよいとよく言われますが、少し違います。確かに与え過ぎはよくありませんが、適度な食物繊維は下痢を止めるためには有効です。
下痢が続いているということは、腸内での水分吸収がうまくコントロールできておらず、便をつくるための固形成分も少ないからです。 食物繊維は腸内細菌のエサとなり、腸内で善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きをします。
また、食物繊維自体が水分を吸収して、しっかりとした便をつくるための材料となります。 「もなか」の場合、下痢をすると、さつまいもを蒸して磨り潰したものに、整腸作用があるりんごを摩り下ろして混ぜてあげるようにしてます。
さつまいもを与えることで、以前に比べると便が早く固まるようになりました。
慢性的に下痢が続くような場合には、一度、食物繊維をしっかりと与えてみて下さい。効果があるかもしれません。