秋刀魚の塩焼き秋においしいものがたくさん出回る季節ですが、中でも秋刀魚(さんま)は安くて美味しく、庶民の味としてとても人気です。

今年は台風や北海道の気候の影響でさんま漁が不良だそうで、例年より値段がかなり高騰しています。うちでも例年なら旬の9月にはさんまがよく食卓にのぼるのですが、今年はまだ食べていません。

秋刀魚は青魚でもあり、良質なたんぱく質と脂質が豊富なので、食卓に出ると、いつも「もなか」にもお裾分けしてあげてます。(干物の場合には、塩分が多いので、少しだけ。)

秋刀魚と言えば、猫の大好物のイメージですが、脂の乗った秋刀魚はワンちゃんも大好きな食べ物です。「もなか」などはいつも喜んで、食べています。

今が旬の秋刀魚ですが、普段ならとても安くなり、ワンちゃんの食材としても最適です。

ということで、今回は、秋刀魚の栄養や犬に与えるときの注意点についてまとめてみました。

生の秋刀魚は寄生虫にご注意

さんま刺身この季節の秋刀魚といえば、塩焼きが一番メジャーですが、新鮮なものはお刺身でも頂いてもとても美味しいです。

ただ、自分で調理しない人はあまり知らないかもしれませんが、秋刀魚にはイカや鯖と同じように寄生虫が付いていることがたまにあります。

特に内臓には「アニサキス」という寄生虫がいることが多く、死んでから時間が経つにつれ、身の方にも移動します。人の場合ですが、生で食べる場合には、この寄生虫に注意しないと、胃の中で胃壁に穴を開けたりするため、ひどい腹痛の原因となります。(犬の場合のアニサキス症について、ネットで見つけることができませんでした。)

「アニキサス」は、細長い線虫の仲間で、1cm~3cmぐらいと肉眼でも見えるほどの大きさです。-20℃で24時間冷凍するか、60℃で一分間加熱することで死滅します。

刺身として買ってきた場合には、ほぼ大丈夫だと思いますが、ご自分で捌くときには要注意なので、ワンちゃんに与える場合には、焼き魚にするか、煮た方が無難です。

大きい骨や鮮度の悪いものは与えない方がよい

さんま犬の場合、基本的には食べ物を咀嚼することはせず、なんでも飲み込んでしまうため、背骨など太い骨ごと秋刀魚を与えるのは止めましょう。

たいていの場合は大丈夫だと思いますが、喉を傷つけてしまう可能性があります。

秋刀魚の場合、細かい骨を取るのは簡単なので、できるだけ骨を取ってから与えた方が、ワンちゃんとしては食べやすいです。

ただ、秋刀魚の細かい骨は、喉に刺さることもほとんどなく、そのままワンちゃんに与えても問題とはなりません。むしろ、カルシウム補給のために小骨はそのままの方が良いぐらいです。

カルシウム補給のため、骨ごと与えたい場合には、圧力鍋でじっくり煮込んで、骨まで柔らかくしてあげても良いです。

 

あと、人間の場合もそうですが、あまり鮮度の悪いものは、ワンちゃんに与えない方がよいです。秋刀魚などの赤身魚では、鮮度が落ちてくると、ヒスタミンが大量に生成されることでヒスタミン中毒になりやすくなるためです。

特に体の小さいワンちゃんの場合には、少量であっても中毒になる可能性が高く、注意が必要です。

秋刀魚は栄養豊富で、特にDHA、EPAで老化防止

秋刀魚は良質なたんぱく質の他、必須アミノ酸をバランス良く含んでいます。また、青魚でもあるため、DHA、EPAも豊富に含まれており、血液をサラサラにする効果や、老化防止、ボケ防止にも効果があります。

その他にも、ビタミンD、ビタミンB12を始めとするビタミン類、ミネラル類も多く含まれているので、ワンちゃんにとってもオススメな食材となります。

ただ、色々なブログを見ていると、DHAやEPAは不飽和脂肪酸なので、酸化しやすく、大量に摂取すると逆に体に悪いという説がよく書かれていました。

これは、おそらく酸化した脂質がフリーラジカルによって、老化や癌化を促進させるというものですが、今ではかなり怪しい説です。

実際の動物実験でも、酸化した不飽和脂肪酸を与え続けたラットが発ガン性を示さず、むしろガン抑制の効果があったとの実験結果もあるぐらいです。

考えてみれば分かることですが、昔から魚の干物は日本の伝統食として食べられてきました。干物なので当然、脂質も酸化しているはずですが、干物を食べたからと言って、ガンになり易いという話はあまり聞きません。

実は過酸化脂質は分解されやすく、ビタミンCやEなどの抗酸化作用によって意外とは早く無毒化され、エネルギーへと変換されるらしいです。

朝から晩まで干物ばかり食べれていれば、問題があるかもしれませんが、そんなに大量に魚ばかりをワンちゃんに与えることもないかと思います。

まとめ

さんま炭火焼き秋の秋刀魚と聞けば、炭火で炙った脂の乗った秋刀魚が思い浮かび、思わずよだれが出てきそうです。

秋刀魚を焼くと香ばしい良い匂いがするため、ワンちゃんも食欲をそそられ、大好きな子も多いです。「もなか」などは調理しだすと、飛んできます。

いつも、愛犬にドッグフードばかり与えている方は、たまには秋刀魚の身をほぐしたものをトッピングしてあげると、ワンちゃんが喜ぶと思います。

 

「犬の食べ物」に戻る