ペットの活動量計3つを比較−やっぱりデザインも大切

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ペットの活動量計というと、少し前までは、海外のスタートアップやクラウドファンディングで色んな製品が新しく出てきて、結構賑わっていたのですが、最近はちょっと静かになってきた感があります。

そういえば、去年、シャープから犬の研究者用サービスが開始されたというニュースが流れていたのですが、あれ以後、どうなったのか、よくわかりませんね。

<参考> ペット事業者・研究機関対象「犬向けバイタル計測サービス」を開始

 

以前に「わんダント2」という「見守り」と「活動量計」がセットになった商品を使っていたのですが、あいにくとサービスが終了してしまい、それ以来、活動量計は使っていませんでした。

<参考記事> 愛犬を見守る「わんダント2」のサービスが早くも終了です

色々と探していたのですが、中々よいものがなく、すっかり忘れていました。

ということで、久しぶりに、ペットの活動量計について調査してみると、いくつか新しいものが発売されていたので、そろそろなにか買ってみようかと、詳しく調査してみました。

ペットの活動量計とは

基本的なものでは、加速度センターを使うことで歩数や運動量を測定し、活動時間、カロリー、休憩時間などを時間軸で表示するものがほとんどです。以前使っていた「わんダント2」ではそれに加えて、湿度、温度測定もできたため、見守りとしてお留守番中のワンちゃんの環境管理もできました。

人の活動量計では、脈拍や血中酸素飽和度まで測定できるものがありますが、ペット用ではそこまでのものはまだ見たことがないです。

 

最近は愛犬の「もなか」も肥満気味で、毎年の健康診断ではいつも獣医さんから痩せるように指導されております。

<参考記事> 「もなか」の体重がまた増加気味なので、ダイエット再開です

もうすぐ8歳となり、人に換算するとかなりの中年になります。当然、筋肉量も低下して、ごはんを食べすぎると直ぐに肥満気味になります。

ダイエットには運動することも重要で、普段から気をつけてお散歩に行っているのですが、そんなとき役立つのが活動量計です。

毎日の愛犬の運動量をグラフで見ることで、今週はちょっと運動不足だなとか、簡単に健康管理ができるようになります。

 

また、「もなか」の場合、昼間はひとりでお留守番していることが多く、どんな風に過ごしているのか、よくわかないです。そんなとき、活動量計を使うことで、ペットの1日の行動がわかるようになります。

老犬になってくると、睡眠時間が長くなってくるのですが、活動量計で睡眠時間をチェックすると、それが一目瞭然となります。

PETKIT「FIT P2」(ペットキット)

<参考> ペットにもウェアラブル!?愛犬・愛猫もっと理解できるペット専用アクティビティモニター「FIT P2」

パット見、かっこいいデザインのおしゃれなデバイスで、色もグレーとゴールドがあります。国際的なプロダクトデザイン賞を受賞したとあるとおり、今回調べた中では一番いい感じです。

重量も8.8gと、小型のペットでも負担にならないように設計されているのですが、筐体が丈夫で、ペットが激しい運動を行っても大丈夫なようです。

また、IP65クラスの防水防塵性能もあるので、水没はダメですが、少しぐらい水に濡れても大丈夫です。これなら、雨の日の散歩でも安心です。

活動量計として機能は、専用のスマホアプリを使って、デバイスとブルートゥースで通信し、データを表示する形式です。このデータ同期は手動で定期的にする必要があり、デバイスには5日程度のデータしか保存できないみたいです。
=>こまめに同期しないと、古いデータが消えてしまいます。

スマホアプリで、活動量や睡眠時間を分析し、グラフで表示できます。また、活動量から消費カロリーを計算したり、その日の気分や健康状態で数値で表示する機能もあるそうです。

重量・サイズ

重量は電池込みで8.8gで、小型犬や猫でも負担になりません。

サイズは、H30mm × W30mm × D8mmなので、たしかに小さいです。

バッテリー・電池

ボタン電池(CR2032)一個で、約4ヶ月間利用可能です。充電形式ではないので、定期的に電池を交換する必要がありますが、4ヶ月間持つなら、ちょこちょこ充電するよりこっちの方がいいです。

値段

公式ページでの販売は、8,424円ですが、アマゾンの最安値では6,047円(60pt)と今回調査した中では一番安いです。


PETBLEスマートタグ

 

<参考> PETBLEスマートタグ

専用のドッグを使っての充電式の活動量計です。一回の充電で7日間使用できます。カラーリングが黄色と紫色というちょっと残念な感じです。

IP67クラスの防水防塵性能ということなので、こちらは少しぐらい水没してもOKです。

ペットキットと同じく、ブルートゥースで専用スマホと連携してデータを同期して利用します。専用アプリの詳細がよくわからないのですが、基本的な活動状況は表示できるようです。

重量・サイズ

重量は10gです。

サイズは、H47mm × W24mm × D12mmなので、若干、大きいです。

バッテリー・電池

専用の充電ドッグがついており、一回の充電で7日間利用できます。

値段

公式ページでの販売は、8,640円(税込)です。

プラスサイクル

<参考> 愛犬・愛猫の健康管理にプラスサイクル

日本動物高度医療センターという動物病院が開発したペットの活動量計です。

特徴としては、気圧センターが付いており、ジャンプ数も測定できることと、対応病院では活動量計のデータが連携され、診断にも役立つそうです。

犬パッケージと猫パッケージの2種類あるのですが、色が違うだけで中身は同じです。デザインは可愛い感じで、クリップです。

今回調査した中では、日本製ということもあってスマホアプリが一番使いやすそうです。アプリには毎日、「ごきげん」、「ごはん」、「うんち」の状況と、写真やコメントを登録でき、ちょっとしたペット日記として使えます。

重量・サイズ

重量は約9gです。

サイズは、Φ27×9.1mm (厚み:クリップ部を除く) なので、ペットキットとほぼ同様です。

バッテリー・電池

ボタン電池(CR2032)一個で、約4ヶ月間利用可能です。

値段

公式ページでの販売は、9,720(税込)です。

まとめ

今回、3つのペットの活動量計について調査してみました。ペットの活動量計は海外製も多く、ちょっと怪しいものがあるのですが、この3つは正式に日本で発売されているもの(たぶん、技適も通っているもの)です。ただ、中国製とは思いますが。。。

活動量計としては、加速度センサーによる運動量を記録できることは同じで、基本性能にはそれほど違いはないはずです。あとは、アプリのできや、デザイン、バッテリーの仕様がそれぞれ違ってきます。

詳細は買って使ってみないとわからないので、とりあえず、お試しで一つ買ってみようかと思っているのですが、充電方式はちょっと面倒なので、「プラスサイクル」か「FIT P2」のどちらかになります。

「プラスサイクル」は日本の獣医さんが開発した安心感もあり、ジャンプも測定できる、アプリも優秀そうと、かなりいい感じです。ただ、「FIT P2」はデザインがピカイチで、値段もかなり安く買えます。

普段、愛犬に付けるものだけにデザインはかなり重要で、結局、「FIT P2」を注文してみました。

 

以前使っていた「わんダント2」では、活動量計にプラスして見守りカメラもセットされており、「見守り」と「活動量計」をセットにした、トータルソリューションになっていました。あれに代わるものは中々ないですね。