突然ですが、犬の幸せとはなんだと思いますか。
最近では、ペットを家族の一員として大切に飼っている方も多く、時には過剰すぎるぐらいに過保護になっているケースもあるようです。
ペットに関する色々なアンケート結果を見ても、自分のことよりペットの健康や食事の方が大切だと、考えている飼い主も多くいるそうで、自分のペットは幸せだと思うと、回答する人も多いみたいです。
ただ、当のペットの方はどう思っているのか、よくわからないことも多いのではないでしょうか。
人の場合でも、自分は幸せかと問われれば、回答するのが難しい場合もあります。特に犬の場合、その仕草から想像するしかないので、もっと大変です。
「わんダント2」で診断する、愛犬のハッピー度とは
先日、購入した犬の見守りグッズである「わんダント2」ですが、ハッピーメーターという愛犬のハッピー度を診断してくれる機能があります。
《参考記事》 愛犬のお留守番を見守る「わんダント2」を買ってみました
客観的な数値で愛犬の幸せ度を測定できるので、とても期待していた機能です。
さきほど「もなか」のハッピー度をチェックしたところ、今は69%らしいです。
「わんダント2」を購入してからの履歴がこれです。
ハッピー度は80%以上あればOKらしいです。今のところ、購入してから80%を超えた日が4日ありましたが、正直、微妙な感じです。これが良いのか、悪いのか、良くわかりません。
「わんダント2」では、残念なことに正確な数値は昨日の分までしか確認できず、後からはこんな風に3段階でしか、確認できませんでした。しかも、ほとんどがピンク(30%~79%)となるので、後からでは毎日の様子がよくわかりません。(なぜ、こんな曖昧な仕様にするのか不思議です??)
そもそも、「もなか」のハッピー度はいつ見てもそれなりの数値なので、普通に飼っていて30%より下の値なんて出るのか、よくわかりません。
「もなか」の場合、毎日の生活リズムはほぼ同じです。特に平日の昼間は7~8時間ぐらいお留守番をしているので、日中はほとんど暇そうに寝ているはずです。
毎日、そんなに違いはないはずなのに、なぜハッピー度に違いがあるのか?「わんダント2」が何を規準に判断しているのかは、謎です。
アプリの説明では、”毎日の歩数や運動量、あなたと一緒にすごす生活のリズムを分析し、愛犬の気持ち=ハッピー度を診断します。”、とあるので、歩数と運動のリズムから、何らかのアルゴリズムでハッピー度を診断しているようです。
犬にとっての幸せとは
「わんダント2」では、活動量計として歩数とブルブル回数しか測定できないので、このハッピー度も、そんなに厳密なものではないと思います。ただ、実際に数値で表されると、犬がハッピーに感じるのは、どんなときなのかと少し考えてしまいます。
5/31はハッピー度が80%を超えたのですが、たまたま仕事が休みの日でした。一日中家にいたので、ずっと「もなか」と一緒でだったのですが、特に遊んであげたということはなかったのです。ただ、朝と夕方に「もなか」のお散歩を長めに行っただけです。
それでも、家に誰かがいるとそれだけで安心できるのか、「もなか」にとってはハッピーに思えたのかもしれません。
特に「もなか」の場合、1頭飼いなので、普段犬の仲間と触れ合う機会はほとんどなく、お留守番の間は一人さびしく寝ているのだと思います。
犬は、元々群れで行動する動物であるため、猫と違ってひとりっきりになると不安を覚えます。「もなか」も寝るときに、わざわざ家族の誰かにお尻をくっ付けて寝ることがあるのですが、これは信頼している家族と接触していたいという欲求らしく、こうすることで安心感を覚えるのだそうです。
犬とその飼い主がただアイコンタクトするだけでも、お互いにオキシトシン(幸せホルモン)が分泌されるという研究結果もあるぐらいなので、愛犬と触れ合う時間を長くとることが、犬にとっては一番幸福を感じるのではないでしょうか。
《参考記事》 愛犬があなたをじっと見つめる理由-幸せホルモンとは
まとめ
「わんダント2」を使ってみると、色々と不満な点はあるのですが、それなりに面白いガジェットだと思います。
特に今回ご紹介したハッピー度などは、客観的な数値で愛犬の幸せ度を表示してくれるので、愛犬との接し方を考える上で一つの指標になるのではないでしょうか。
こんなことをダラダラと書いていると、犬の十戒の一節を思い出しました。
「長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないでください。あなたには仕事や他の楽しみがあり、他に友達もいますが、私にはあなたしかいません。」
《参考記事》 犬を飼う前に読んでおきたい「犬の十戒」とは
確かに、ペットである犬にとっては、私たち飼い主がすべてであり、忙しいからと十分に相手をしてあげられないと、それだけで犬は不安になってしまうのでしょう。
私も、休みのときぐらいは、もっと「もなか」と遊んであげないといけないなと、少し反省です。