ペットで高額な医療費を払ったことがある人にアンケートしてみました

この記事は約8分で読めます。

昨日、ネットでいつものように記事ネタを探していると、たまたま、クラウドワークスというお仕事探しのサイトでペット関係のアンケートを行っているのを見つけました。

私も気になる内容だったので、これはおもしろい!と思い、自分でも実際にアンケートを実施してみました。

 

アンケートのタイトルは以下です。

「《ペットを飼っている方限定》 アンケート! 動物病院で高額な治療費を支払った、体験談を教えてください!! (5分程度で終わります)」

ほぼ、パクリなタイトルです。みません。<(_ _)>

 

今回、アンケートを実施してみて、その結果がとても満足できるもので、かつ、興味深かったので記事として取り上げてみたいと思います。

実施したアンケートはこんな内容

【ペットを飼っている(いた)方限定】 アンケートです。

動物病院で高額(2万円以上)な治療費を支払ったことがある方のみが対象です。

1 ペットの種類は? (トイプードル、柴犬、スコティッシュフォールド、アメリカンショートヘア、その他)

2 ペットが病気した当時の年齢は

3 どんな症状、病名、怪我で、なんという動物病院にかかりましたか?

4 治療内容や治療期間、ペットの様子について自由に書いてください。(100~300字)

5 治療費は全部でいくらぐらいでしたか?

6 ペット保険には加入していましたか?

7 ペット保険に加入していた場合、保険会社名と保険名(補償割合)を書いてください。

8 ペット保険に加入していた場合、保険で戻ってきた保険金はいくらですか?

9 ペット保険について、自由に書いてください。 (100~300字)

この内容で、1件あたり32円(税込)で10件に限定して発注しました。

ちょっと値段が安すぎるかなと思ったのですが、他のアンケートを見ていると、こんなものだったので、試しにこの値段にしました。

あと、5分ぐらいで終わるかなと、タイトルにそう書いたのですが、システムに登録すると約8分のアンケートと表示されていました。少し項目数が多かったのと、フリーに書くところが多過ぎたようです。

クラウドワークスには、アンケートする対象を絞る機能がないので、対象外の人は回答しないで!と目立つように書くしかできませんでした。

アンケート結果を集計

夕方にこのアンケートを発注して、その日のうちに9件の回答がありました。残り1件も夜中に回答があったので、半日もかからず、アンケートが終了しました。

この早さに正直、びっくりです。

こんな早くアンケートが終了するとは思っていませんでした。しかも、かなりの低料金です。

回答内容もしっかりと書いてもらっており、アンケートに回答して頂いた方には本当に感謝です。m(__)m

 

では、項目ごとにレビューしていきたいと思います。

ペットの種類は? (トイプードル、柴犬、スコティッシュフォールド、アメリカンショートヘア、その他)

犬:6件(60%、ミニチュアダックスフント、トイプードル、コーギー、パグ)

猫:3件(30%、チンチラ、ミックス)

うさぎ:1件(10%、ミニウサギ)

 

良い感じに分かれました。統計的にみて、日本での犬、猫の飼育数はほぼ同じなのですが、年間の医療費は圧倒的に犬の方が高いという結果を裏付けています。

《参考記事》 猫のペット保険契約数が犬より圧倒的に少ない理由とは?

ペットが病気した当時の年齢は?

0歳:1件

1歳~7歳:5件

8歳~:4件

 

病院にかかったときの年齢については、見事にバラバラです。今回のアンケートが高額医療費を対象としていたので、高齢の方が多いかと思っていました。ただ、母数が10件なので、統計データにもならないです。。。

どんな症状、病名、怪我で、なんという動物病院にかかりましたか?

猫では、伝染性腹膜炎、腎不全、尿路結石

犬では、椎間板ヘルニア、子宮蓄膿症、腸閉塞、膵炎(すいえん)

うさぎでは、悪性腫瘍

 

犬も、猫も、よくかかりやすい病気で出てくる病名です。特に猫の場合では、一番気を付けないといけない病気ばかりです。

治療内容や治療期間、ペットの様子について自由に書いてください。

病状についても、かなり細かく書いてもらっています。

みなさん、症状は様々なのですが、今回、高額治療ということで、手術、入院された方がほとんどです。やはり、手術すると治療費は格段に高くなるのと、その後の通院回数も多くなるので、治療費も高くなります。

特に、椎間板ヘルニアは完治しにくい病気のため、5歳で発症して現在13歳までずっと、病院に通っているとありました。

治療費は全部でいくらぐらいでしたか?

~10万:5件

10万円~19万円:2件

20万円~49万円:2件

50万円~:1件

平均は、15万7千5百円でした。

今回は、2万円以上の治療をされた方を対象にアンケートを実施したのですが、10万円までが5件と、思っていたほどは高額ではありませんでした。

ただ、中には50万円、30万円、26万円とかなり高額な治療費が含まれていたので、平均値を引き上げています。

ちなみに、ペットに高度医療を行うと、100万円を超えることも、そんなに珍しくはないです。

ペット保険には加入していましたか?

加入していない:9件

加入している:1件

 

過去にペット保険に加入していたという人は、他に3人ほどしました。

みなさん、圧倒的にペット保険には加入していないです。統計データでは、日本でのペット保険加入率は5%程度らしいので、統計通りの結果となっております。

《参考記事》 ペット保険の加入率がなぜ低いのか、考えてみました

ペット保険に加入していた場合、保険会社名と保険名(補償割合)を書いてください。

1人だけペット保険に加入していた人は、PS保険の70%補償だそうです。

ペット保険に加入していた場合、保険で戻ってきた保険金はいくらですか?

PS保険の70%補償に加入されていた人のみ、保険金がありました。

ただし、70%補償に入っていたにもかかわらず、50万円の治療費の内、保険金として戻ってきたのは、10万円程度だそうです。

これは、PS保険の場合、1つの疾病に対して20回までの補償という条件があるからです。このため、椎間板ヘルニアという完治しない病気に対して、20回までしか保険金が下りなかったようです。

逆に、この免責事項(保険金を支払わない項目)があるために、PS保険の保険料が低く抑えられているという事実もあります。

《参考記事》 PS保険は保険料の安さと補償バランスで人気-落とし穴に注意?

ペット保険について、自由に書いてください。 

ざっと、以下のようなご意見がありました。

  • 高額な医療費にびっくり。ペット保険にきちんと入っておけばよかった。
  • ペット保険には入りたいが、掛け捨てなのがいや。
  • ペット保険に入っておくべき。ただ、完治しない病気では次年度に更新してもらえないペット保険もあるので、キチンと調べるべき。
  • 今回の高額治療を経験して、多頭飼いのすべてのペットをペット保険に加入させた。
  • ペット保険には入っていたのですが、1年以上も使わなかったので解約したら、すぐに高額治療となった。
  • 以前入っていたペット保険は後請求だったため、手間が面倒だったので解約した。
  • 多頭飼いのため、ペット保険の加入には躊躇している。

みなさん、ご自分のペットの治療に高額な医療費がかかって、初めて真剣にペット保険を考えておられるようです。また、折角、それまでペット保険に加入していたのに、止めた途端に病気を発症したという人も3名おられました。

ペット保険について、色々なご意見が聞けて、とても参考になりました。

まとめ

このようなアンケートは大手の調査会社でよくやっているものです。

それがこんな風に、個人で、あっという間にできるようになったのは、とても興味深いです。

ただ、統計データというほど母数を多くするには、それなりにお金と時間がかかりそうです。また、匿名でのアンケート調査なので、その信憑性という点でも保証はありません。(今回、アンケートに回答してくれた人たちは、とても丁寧に回答してくれているので、ウソなどはないと思います。)

 

今回のアンケートでは、ペットの高額治療費について調査してみました。結果、ペット保険に加入している人はほとんどおらず、かなりの金額を全額自己負担されたようです。

中には、トータルで50万円もかかったという人もいました。ただ、その人の場合、8年間のトータルみたいなので、年間にすると、6万円ほどです。

ペット保険に加入していた場合でも、高齢だと年間の保険料だけで5万円以上はかかります。ヘタをすると、ペット保険に加入していた方が高くつくので、とても微妙な結果となりました。

 

また、今回、アンケートを実施するにあたり、クラウドワークスというサービスを利用しました。

会員登録してからアンケート開始まで1時間もかかりませんでした。どちらかというと、どんなアンケートにするか、考える方に時間がかかりました。

今回、クラウドワークスを実際に使ってみて、システム自体は使いやすく、とてもよかったのです。しかし、お仕事としては、やっぱり安すぎるという印象です。ちなみに、今回のアンケート調査にかかった費用は、たったの320円です。

お仕事を発注する側からすると、こんな料金で発注できるのは、とても良いシステムです。ただ、こんな低料金では、そのうち、このサービスでお仕事する人がいなくなるような気がします。

クラウドワークスは昔から知っており、私も何度かバイトしようと、真剣に考えたことがあります。ただ、その当時から「あまりにも値段が安い」、「クライアントにクズが多い」と、評判が悪すぎたので、止めてしまいました。

 

クラウドワークスは、使い勝手もよく、とても良いサービスに思えるので、長く続けてほしいです。また、今後も、気になることがあれば、どんどんアンケート調査をやっていきます。

 

最後に、折角なので、今回実施したアンケート内容を公開しておきます。(かなり読みにくいと思いますが、ご勘弁ください)

《ペットを飼っている方限定》 アンケート! 動物病院で高額な治療費を支払った、体験談を教えてください!!

ペットの種類ペットの年齢どんな症状治療内容治療費ペット保険保険金ペット保険について
チンチラ(猫)0お腹が膨らんでパンパンに腫れる。

伝染性腹膜炎という病名でした。

さくら動物病院
治療はお腹に溜まった腹水を注射器で抜いたりしました。
その他、薬を飲ませたりもしていました。
通った期間は3週間くらいで、週2回ほど行っていました。
ペットは病院へ行くことや治療の恐怖でブルブル震えていました。
6万円加入していなかったなし子猫を飼い始めて、1カ月の無料保険の期間が終わってすぐの通院でした。
そのうちペット保険に加入しようと思っていたのに、面倒で後回しにしてしまいました。
高額な医療費を目の前にして、そのまま加入しておけば良かったと強く後悔しました。
ミニチュアダックスフント13食べ物を食べたり水を飲むと吐いてしまう症状。

診察を受けてみると急性膵炎という病名でした。

むつみ動物病院というところにかかりました。
治療内容は点滴と絶食のうえで投薬でした。
四日ほど入院して治療しましたが点滴で栄養状態は保たれても食事をしていないので体力が落ちて元気がありませんでした。
一応四日目に退院はしましたがしばらくは体調が万全ではないのか食欲もなかなかもどらず足元がふらつき心配でした。
3万円加入していなかったなしペットの突然な体調不良を経験して思い知ったのはいざという時の場合にペット保険に加入していれば良かったという思いです。
しかしペットを多数飼う身としては全てのペットを保険に加入させるのは経済的にも難しくもう少し費用が安ければなと思いました。
トイプードル5水下痢が続き、膵炎と診断されました。

小此木動物病院
常に水下痢ばかりしていたので、様子をみるために、半日入院しました。
入院中は、点滴をずっとしていました。
愛犬はグッタリしていましたが、夕方お迎えに行くと、すっかり元気になり、しっぽを振って待っていてくれました。
4万円加入していなかったなしペット保険は掛け捨てと言われているので、どうも入ろうという気にはなれません。
微々たるものでも、掛け捨てでなければ、ペット保険には入りたいと思っています。
いつ何がおこるか分からないことです。
もう少し自分に合うペット保険が出ることを願っています。
猫・ミックス9
頻尿と吐き気があり、ぐったりして食欲がなくなりました。
そよかぜ動物病院という予約制の病院です。
血液検査、エコーをまず初めにしていただきました。
その結果腎不全だとわかり、脱水症状気味で吐き気もあったので注射と輸液もしていただきました。
かなりぐったりしていて食欲もなく、体重も減ってしまっていました。
現在落ち着いたので月1回の通院ですが、検査なども時々していただくので治療はまだ続いています。
初月4万5千円。トータル15万円。加入していなかったなしこんなに費用がかかるとは思っていなかったので、ペット保険は飼う時に必ず入っておくべきだと思いました。
しかし、腎不全は症状を食い止めるだけで完治することはないので一生病院のお世話になる病気です。
その場合ペット保険に入っていても更新はしてもらえないのだろうと思うので、いろいろな保険会社の内容をきちんと調べる必要があると思います。
猫 雑種2おしっこが出なくなりまして、出ましても少量で血が混ざっていたり、おしっこをしようとすると、痛みで鳴いてしっていました。
診断結果は、尿路結石でした。
ときわだいら動物病院にかかりました。
まず、動物病院へ連れて行きまして、レントゲン、尿検査、超音波で診察をして頂きました。そして、その結果が、尿路結石とわかりまして、注射をして貰いまして、尿のペーハーバランスを正常に戻す為の食事にするように、医療用のキャットフードを購入しまして、お水をたくさん飲ませるように指導して頂きました。薬を貰いまして、医療用キャットフードに混ぜまして、1週間様子を見ました。再度、病院へ連れて行きまして、尿のペーハーバランスがだいぶ改善されていると言われまして、薬はもう貰わずに、それからずっと同じ食事を続けています。今はもう問題なく、しっかりとした、おしっこが出まして元気いっぱいです。25000円位です。加入していなかったなし我が家には、病気をした雄猫と兄弟の雌猫が2匹います。雄猫が病気をしまして、これから先になにがいつ起こるかわからないですので、3匹皆、ペット保険に加入しました。幸いまだ補償を受けていませんが、ペットは家族です。人間と同じように、万が一に備えまして、ペット保険は大切だと思います。
コーギー2食欲不振と嘔吐、腸閉塞、青木ペットクリニック食欲不振で元気が無く、大量に水を飲んで水ゲロを吐き出して急遽病院へ行きました。病院を受診したとこれ緊急手術になりました。お腹を切開し詰まっていたものを取り出し手術は無事終了しました。その後1週間入院し元気に退院できました。26万加入していなかったなしペットを飼ってすぐアニコムのペット保険に加入しました。二匹飼っているので多頭割もあってよかったのですが、保険を使用する事無く加入1年以上経ったので解約する事にしました。不思議と解約して直ぐに今回のように手術になってしまい、実費はとてもきつかったです。やはり保険は大事だなとつくづく思いました。
ミニチュアダックスフント5
耳にイボが出来ました。
良性腫瘍でした。
ミュウ動物病院へ行きました。
耳にイボが出来、しばらく様子を見ていましたが、なくなる気配がなく、病院へ行きました。

最初は塗り薬で様子を見ることになったのですが、やはり改善されなかったので手術でイボを取ることになりました。

ペットはいつもと変わった様子は見られませんでした。
5万円加入していなかったなし必ず、ペット保険に入らなければいけないペットショップだったので2歳まで入っていましたが、その間特に使うことがなかったので解約しました。

また、病院の領収書を保険会社へ送り、あとからお金を振り込んでもらうタイプの保険だったので、手間でした。
ミニウサギ8後ろ左足裏に腫瘍状態のものが発生し、次第に拡大。

検査の結果、悪性の肉腫と判明

滝沢動物病院にて治療
治療内容は腫瘍全体を含んだ、ほぼ筋肉全体の除去手術となりました。

期間ですが、まず、手術を含んだ入院に2週間。

退院してからは毎日自宅で抗生剤等を含む3種類の薬品投与と、感染予防の塗り薬塗布を四ヶ月行いました。
約30万円加入していなかったなし今回のペットの治療にあたって、総計で30万円を越す治療費を払った事を考えればペット保険に加入するべきだったとも思いますが、

ただ、我が家の場合、同じミニウサギを多頭飼いしてまして、悪性肉腫の病気に掛かったウサギは始めてでした。

それを考えた場合、現在いる他のウサギに対してペット保険に加入するべきかどうか、未だ決断出来ず、実際のところまだ未加入のままです。
ミニチュアダックスフント11子宮蓄膿症で、摘出手術。マル動物病院です。水を飲む回数が増え、尿の量も少し多いなと思っていたらお腹が大きく膨らんで、すぐに病院で診てもらったところ子宮蓄膿症と診断され、緊急手術しました。子宮の全摘出手術で、2泊入院、経過も良く早く退院できました。16万円加入していなかったなしそれまではあまり大きな病気もせず、毎日元気に過ごしていたので、ペット保険には特に加入していたなかったのですが、このようないざという時に高額な治療費が必要となった時、加入しておけば良かったと思いました。
パグ犬5歩き方がおかしくなって

椎間板ヘルニア

紋別南ヶ丘動物病院
散歩が大好きだったのに急に行きたがらなくなり、歩き方がおかしくなったため病院へ行きました。レントゲンを撮影して椎間板ヘルニアだということが判明し、抗生剤の注射を打ちました。翌日からは抗生剤、ビタミン剤のお薬を服用するようになりました。症状がひどくなったら病院へ行き注射を打つということの繰り返しで完治することはありません。5歳のときに判明し現在13歳ですが、いまだに毎日服用しております。約50万PS保険70%補償約10万お金がないからペットに治療を受けさせれないということがないように保険に加入しましたが、70%の補償であれば

やはり気にせず病院に行って治療ができるということも良い点ですし、また加入しているという安心感があります。

ただ、私の加入している保険は返金の限度額があるし、1疾病について20日間という決まりがあるので完治しない病気なので正直困っている状態です